samedi 15 décembre 2007
「語学の上達には、
その言語が母国語である恋人をもつと効果的だ」
そんな話を読んだことがあるし、
よくひとからもうらやましがられたり質問されたりします。
わたし自身、はじめはそう思っていました。
正直、ある意味それが理由でお付き合いした男性も数名・・・
(相手にはもちろんそんなこと伝えていませんが)
でも、経験上いえることがあります。
そんなの神話です。
逆にあまり身近にいないほうが、いいともいえます。
フランス語をつかう機会がないときには有効だろうけど
それでも、ある程度までいったら、突然スロー・ダウンします。
パートナーだと、簡単につうじちゃうんですね。
単語が分からなかったらジェスチャーで理解できちゃう。
語尾をある程度にごしても会話が成り立ってしまう。
文法がちょっとまちがっていても毎日のことだからスルーしちゃう。
相手が分かりやすいよう、単純で平凡な単語や表現ばかりつかう。
お互いにゆっくりしゃべる。
そのうえ日常会話ばかりでボキャブラリーがふえない。
そんな経験、あるかたも少なくないはず。
わたしもほとんど、単語の羅列とジェスチャーでごまかしてました。
でもそれじゃ、全然進歩していかない。
なので、今年になってから
「どんなに大事な会話の最中でも、まちがいを直してほしい。」
「なるべくわたしの知らない単語や表現をつかってほしい。」
「フランス人と話すように話してほしい。」
ということを伝えました。
今までもそれはある程度たのんでいたのだけど
春に DELF を受けたということもあって、
かなりシビアにやってもらえるようお願いしました。
それでもやっぱり、フランス語を話している自分に
限界が見えるようになって。
相手がそうしてくれても、自分に発話力がないと会話にならない。
途絶え途絶えに、文法を確かめながらおなじフレーズを
何度も言い直している自分がすごくもどかしかったです。
2か月ほど前のパリ滞在から師匠とずっと一緒に過ごしてみて
初めて気づいたことがあります。
師匠がほかの相手と話しているときや電話しているとき、
わたしとの会話よりもとても客観的にフランス語を聞けたのです。
「そうか、その動詞はこの前置詞といっしょにつかうんだ!」
「あの言い回しはそういう意味だったのか!」
「これを早く発音するとこう聞こえるんだ!」
などなど。
ふたりきりの会話では気づかなかったこと、
理解できなかったこと、スルーしてしまえることだらけ。
それからは、必ずよこで聞き耳を立てるようにしています。
わたしとの会話には出てくることのない話題もおおいので
これがすごく勉強になります。
まさに、こどもが大人の会話に聞き耳を立てて
耳年増になるような感覚。
そして、覚えたらすぐ連呼します、意味がなくても♪
でもそれは、パートナーがいなくても
フランス語のラジオを聴いたりすればできることかなぁ。
今は自分で「語尾や前置詞・活用形をにごさない」と決めて
どんなちっちゃなことでもできるだけ途切れずに
ゆっくりでもつづけて発音できるように
必ずつながった文章にして語尾まで発話するように努めています。
ひとつでも分からない単語があるときには
相手の話をいったん最後まで聞いてから、
それでも意味がつかめなかったらしつこくたずねます。
今年の初めにくらべたら、たぶん語彙も格段にふえたし、
理解力もよくなってきたんじゃないかなぁ。
話すスピードも上がってきたので、
師匠もナチュラル・スピードで話すようになって
またひとつハードルが高くなりました。
いちばんうれしいのは、文章が話せていること。
もちろん、まだまだ直されることが少なくないし、
文法もいちかばちかってことばかりだけど
4〜5歳児には近づけたかな?
ということで、
何人かとつき合ってもさっぱり上達しなかったからいえますが、
ネイティヴの恋人が護符なんてことはありません。
フランスで、フランス語まみれで孤独に1年くらい過ごしたほうが
よっぽど効果的だろうと思います。
もちろん、助けてくれているまわりのひとたちには
心から感謝していますが、それはまた別の話です。
結局のところ語学には100%の特効薬なんてものはなくて、
自分自身の、その言語に対する姿勢につきるんじゃないかな?
♪今日も応援してくれてメルシ・ボクー♪

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