Au revoir les « blogs », bonjour les « bloc-notes »
『さようなら blogs, こんにちは bloc-notes.』
新語・専門用語の総審議会が、またまたかましてくれた。まだ podcast という語の論議も記憶に新しいうちに。
(「ポッドキャストは英語ッぽすぎる?」参照)
今回は、中でも blog という語が槍玉に挙げられた。大変品格のある bloc-note(ブロックメモ)という語に置きかえるため、フランス語から爪弾きにされたのだ。
Ce mercredi 3 janvier 2007, le Journal Officiel, dans lequel paraît les derniers changements dans notre gouvernement et autres, étaient publiées les dernières décisions de la Commission générale de terminologie et de néologie. Désormais, il ne faut plus employer le mot blog, mais lui préférer ce qu'on estime être son équivalent français : « bloc-note ». Ainsi, on ne sait pas si les plus grands devront renommer leur service en « Skybloc-note » ou si nous allons tous devenir des « bloc-noteurs », toujours est-il que le changement est effectif depuis cette semaine.
去る2007年1月3日、われわれの政府やその他機関の最新変更を発行している官報において、新語・専門用語の総審議会の最終決議が公示された。
今後は blog という語を使うことはできないが、bloc-note をそれに相当するフランス語としてみなすことが、彼らのお望みなのだろう。
このように、最大手のブログサイトが彼らのサーヴィスを Skyblog から Skybloc-note に改めるのか、またわれわれ全員が bloc-noteurs になるのかは分からない。いずれにせよ、この変更は今週から効力を発揮している。
Mais ce n'est pas la première fois que nous avons droit à ce genre de grand moment de franche rigolade (ou de solitude, à choisir), puisqu'en 2006, nous avons abandonné « peer to peer » pour « poste à poste », délaissé « phishing » pour « hameçonnage » ou « filoutage » et « chat » est devenu « dialogue en ligne ». Et cette année, « blog » n'est pas le seul à ne plus avoir sa place dans la langue française, puisque « touchpad » disparaît lui aussi au profit de « pavé tactile ». 2007 sera francophone ou ne sera pas.
しかしながら、われわれが、この類のあからさまな茶番(またはひとり相撲・・・ご選択を)による重要な時期に直面するハメになるのはこれが初めてのことではない。
2006年、われわれは poste à poste ポスタポストゥ の代わりに peer to peer を捨て、hameçonnage アムソナージュ もしくは filoutage フィルタージュ に置き替えるため phishing という語を見限り、chat は dialogue en ligne ディアログ アンリーニュ となってしまった。
そしてこの年も、blog ということばだけがフランス語での地位を失ったのではない。touchpad もまた、pavé tactile パヴェタクティル に
とって変わられた。2007年はフランス語の年になるのだろうか、否か。
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* フランス語重要表現・単語の意味はコチラ *
* commmission [n.f.] : 委員会、審議会
* générale [adj.] : 総括的な
* terminologie [n.f.] : 専門用語
* néologie [n.f.] : 新語法、新語の使用
La Commission générale de terminologie et de néologie
=「新語・専門用語の審議会」?日本語の正式名称は分かりません。
* encore : また、ふたたび
* frappé : frapper「驚かす、びっくりさせる」(かな?)過去分詞
* avons : avoir「持つ」二・複・直・現
* encore : まだ、いまだに
* tous : すっかり(tout の複数形)
* en : ・・・に
tout de[en] ... =「すっかり・・・な、・・・で満ちた」
* mémoire [n.f.] : 記憶
avoir qch en mémoire =「・・・を覚えている」
* histoire [n.f.] : 出来事、事の経緯、問題
* mot [n.m.] : 語、単語、言葉
* cf. : 参照のこと
* trop [adv.] : あまりに、・・・すぎる
* anglais [adj.] : イギリス風な
* pour :〔因果関係〕
trop 〜 pour + 不定詞
=「あまりに〜なので・・・できない」
=「・・・するにはあまりに〜すぎる」
* être : ・・・である、になる、・・・にいる、・・・にある
* français [n.m.] : フランス語
* cette :[指示形容詞]この(女性単数名詞を形容)
* fois [n.f.] : 回
cette fois-ci =「(ほかと比べて)今回は」
* entre : ・・・の中から
* autre(s) [adj.] : ほかの
entre autres =「なかでも、とりわけ」
* se fait : se faire「自分を・・・させる」三・単・直・現
* tailler :(形を整えるために)・・・を切る、削る、刈る
faire tailler 〜 = ・・・(服)を裁ってもらう
* costard [n.m.] : 背広、スーツ
se faire tailler un costard
=「(貶めるために)みんなから悪く言われる」
* puisqu' = puisque : ・・・なのだから、・・・である以上
* se voit : se voir 三・単・直・現
se voir + 不定詞 =「・・・される」
* éjecter : ・・・を投げ出す、放り出す、はじき出す
・・・を追い出す、締め出す
* langue [n.f.] : 言語、・・・語
* français(e) [adj.] : フランスの
* remplacé par : ・・・を・・・に取り替える
* très : とても
* classieux [adj.] :(気品のある???)
* bloc [n.m.] :(メモ用紙、便せんなどの)綴り、
(はぎ取り式の)メモ帳(= bloc-notes ともいう)
* note [n.m.] : ノート、メモ、控え、覚書
* ce :[指示形容詞]この(男性単数名詞を形容)
* mercredi [n.m.] : 水曜日
* janvier [n.m.] : 1月
* journal [n.m.] : 新聞
* officiel [n.m.] : journal Officiel =「官報」
* dans : ・・・において
* lequel :[関係代名詞]・・・であるところの
dans lequel =「その中において・・・な○○」
* paraît : paraître「出る、刊行される」三・単・直・現
* dernier(s) [adj.] : 最近の、最新の
* changement(s) [n.m.] : 変更、変換
* notre :[所有形容詞]わたしたちの(男女単数名詞を形容)
* gouvernement [n.m.] : 政府
* et autres : ・・・とその他の
* étaient : être[受動態の助動詞]三・複・直・半過去
* publiées : 発行する、公表する、公告[交付・公示]する
* dernière(s) [adj.] : 最後の
* décisions [n.f.] : 決定、決断
* désormais : これからは、今後は;その時から、それ以降
* faut : falloir「しなければならない」三・単・直・現
* ne plus : もう・・・ない
* employer : 使う、用いる
* lui :
* préférer : ・・・をより好む、・・・のほうを選ぶ
* ce que : ・・・ということを
* estime : estimer「・・・とみなす」三・単・直・現
* équivalent [n.m.] : 相当する語、類語
* ainsi : そのように、そんなふうに、たとえば
* sait : savoir「分かる、知る」三・単・直・現
* si : ・・・かどうか
* plus :〔比較級をつくる〕より・・・な〔定冠詞をつけると最上級になる〕
* grand(s) [adj.] : 大企業?
* devront : devoir「・・・しなければならない」三・複・直・単純未来
* renommer : 改名する
* leur :[所有形容詞]彼らの
* service(s) [n.m.] : サービス
* en : ・・・に
* Skybloc-note : ??(フランス発のSNSサービス、Skyblog のこと)
* allons : aller[近接未来の助動詞]一・複・直・現
* tous : すべて
* devenir : ・・・になる
* bloc-noteur(s) [n.m.] : bloc-notes をするひと(たち)
* toujours : いつも
toujours est-il que =「それはそうだがやはり[いずれにせよ]・・・だ」
* effectif [adj.] : 実際の、実質的な、効力のある
* depuis : ・・・から、・・・以来
* semaine [n.f.] : 週
cette semaine =「今週」
* mais : しかし
* première [adj.] : 最初の
la première fois =「初めて」
* droit [n.m.] : 権利
avoir droit à qqc =「・・・を受ける権利がある」
=「《皮肉で》罰などを受ける」
* genre [n.m.] : 類、タイプ
* grand [adj.] : 重大な
* moment [n.m.] : 時、期間、時期
grand moment de 〜 =「・・・上の重大時期」
* franche [n..] :(名詞の前で、主に悪い意味で)あからさまな、正真正銘の
* rigolade [n.f.] : ばかげたこと、くだらないこと、戯れ、冗談
* solitude [n.f.] : 孤独、静寂、ひとけのなさ
* choisir : 選ぶ
* en + 年号 : ・・・年に
* abandonné : abandonner 過去分詞
「(見)捨てられた、もう使われなくなった」
* pour : ・・・の代わりに
* poste [n.m.] : 受信機、設置場所(か?)
* délaissé : délaisser「・・・を見限る、捨てる」過去分詞
* hameçonnage [n.m.] :(まだ辞書にはない)
動詞 hammeçonner「(魚を)針にかける」の
(これも現代の普通の辞書にはない)名詞形でしょうか
* filoutage [n.m.] :(まだ辞書にはない)
動詞 filouter「人をだます」「こっそり盗む、すりとる」の
名詞形だと思われます
* devenu : devenir「・・・になる」過去分詞
* dialogue [n.m.] : 対話、対談、会話、話し合い
* ligne [n.f.] : ライン・線
en ligne =「オンライン」
* année [n.f.] : 年
cette année =「今年」
* seul [adj.] :(定冠詞とともに)唯一のもの・人
* sa :[所有形容詞]その(女性単数名詞を形容)
* place [n.f.] : 居場所、働き口
* disparaît : disparaître「消滅する」三・単・直・現
* lui aussi : 彼もまた
* profit [n.f.] : 有益なこと、ためになること、得、効用
au profit de qqn/qch =「・・・のために」
* pavé [n.m.] :(パソコンなどの)キー、パネル
(元は敷石・一片などの意味)
* tactile [adj.] : 触覚の、触知できる
* sera : être 三・単・直・単純未来
* francophone [n./adj.] : フランス語圏のひと、フランス語を話すひと
* ou non [pas]... = ・・・かそうでないか、・・・であろうとなかろうと
専門用語多いし、わざと対抗してことばを作り出したりしてる!
皮肉をこめたいいまわしもとっても多いですね。
それっぽい表現を生かすために
かなり意訳の部分も多いと思うのであてにしないでね♪
ともかく、大切なのはこの記事の内容!
まったく聞き慣れない、しかも滑稽ですらあるこの
「新・フランス版正式 IT 用語」を普及させるために、
フランスの公式メディアでは、NG と判断された用語を
すべて新しいものに置きかえる義務がある・・・のだそう。
置きかえられたところで、ものすごく分かりにくいと思うんだけど。
しかも、今はもうつかわれてない動詞から名詞形をつくったりしてる。
ぜったい、注意書きなしではワケ分かんなくなっちゃうってば。
日本人のわたしから見ても、苦肉の策ですねぇ・・・。
大変だなぁ。
これからぜんぶ書きかえなくちゃいけないみなさん、
がんばって〜〜〜
フランス語を守っていくのは大切なことだと思うけど、
そこまで強制的な雁字搦めでは、反感を買うだけなのでは・・・?
英語に支配されてしまいそうな世の中に「NON !!」のわたしでさえ
これってどうなの・・・?と疑問を抱かずにはいられません。
まあ、その頑固さがフランスたる所以なのでしょうけど。
っていうか、無理クリすぎて笑っちゃうってば!
実際、もっと前からある「Eメール」をあらわす新語
courriel クゥリエル だって
つかってるひと、いまだに見たことないもの・・・。
ことばの問題って微妙よねぇ・・・
::: COMMENTAIRES :::
TITLE: ご報告
そんな事をせずとも十分にフランス語は優れた言語だとおもうけどな...
以前勧めていただいた本買いました
師匠に勧めていただいたプレヴェールの詩集一冊とExercices De Style
今は辞書片手に楽しんでます
所でフランスではZEN(禅)という言葉が一般化していると聞いたのですがどの様に使っているのでしょうか
TITLE: topo さん♪
そうですよね・・・わたしもホントにそう思います。
プレヴェールの詩集、わたしも買いました♪
Exercices De Style どうですか?
日本語訳のほうも読んでみましたが、やっぱり同じ目線で
楽しむのには表現のちがいの壁を感じてしまいました。
ZEN はわたしもよくつかわれます。
パニクッたときなんかにも「落ちつけよ。」という意味で
言われることもあるし、落ち込んでるときに「穏やかに・・・」と
励ます意味でつかわれることもあります。
ほかには・・・どうなんでしょう?
フランスではだいぶ前から、武道の精神、集中力とか自律とか、
精神統一、そういうものが重んじられているそうです。
わたしの知り合いで、なにかしらの武道を一度もやったことがない、
というひとは見あたりません。
(その分、学校では日本ほど体育の授業がないそうですが)
多くが柔道、柔術、あるいは合気道や剣道などをやっています。
日本人もビックリ!なくらいだと思います。
「武蔵」「五輪の書」も読んだことがあるひとが多いです。
そんなところからも、禅や武道の精神が広まっているのだと思います。
(女性のあいだでは、YOGA がすごく人気ですね)