ÉTYMOLOGIE
:: フランス語の語源探しの旅 ::

Coucou !
Comment allez-vous ?


おとといは夏至でしたね。
師匠は「やっと夏が始まる!」と大よろこびでした♬

わたしにとっては「日が一番長い日」という印象しかないこの夏至、
フランス人にとっては「夏の始まり」として待ち遠しいものなのでしょうか?
いや、わたしに常識がないだけ?


さて、「夏至」はフランス語で

  le solstice d'été
  ル ソルスティス デテ

といいます。
逆に「冬至」は

  le solstice d'hiver
  ル ソルスティス ディヴェール

です。

この solstice とは語源辞典によれば
ラテン語の solsticium * から来ていて、「太陽」が「とどまる」ことを意味するのだそう。

* Wikipedia ではラテン語は solstitium となっています。


ちなみに、春分・秋分はどういうのかしら?

  l'équinoxe vernal
  レキノクス ヴェるナル

  l'équinoxe de printemps
  レキノクス ドゥ プらントン

  「春分(点)」


  l'équinoxe d'automne
  レキノクス ドトンヌ

  「秋分(点)」


こちらは、équiégal = 等しい)と noxenox, noctis = 夜の)という
ラテン語 æquinoctium から来たことばだそう。


パリの冬はとても長く、お天気も悪いので
空と街並みが成すグレイの世界に閉じ込められているような息苦しい感じ。

夏至は、パリジャン・パリジェンヌにとって
貴重な光に満ちあふれる季節の到来なのですね。

お料理やその素材・道具、野菜や果物など、
食べものや食べることに関するフランス語について書いた
エントリーのインデックスです。

おいしいフランスで、フランス人が「食べること」を
どんな風にとらえているのか、ことばの視点から見ていきたいな。

(エントリは新しい順にならんでいます)


MANGER ・・・ 食べる

 * 「腹にたまる。」
 * 「食欲は食べながらにしてやってくる。」
 * 朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん Nº2
 * 朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん Nº1
 * 「大変おいしゅうございました。」
 * 「たーんと召しあがれ!」

LA CUISINE FRANÇAISE ・・・ フランス料理

 * LES CRÊPES
 * Choucroute ・・・ シュークルート。
 * パンとスープの関係。
 * タルティン・グリエ。
 * 魚のグリル盛り合わせ。
 * フランス流あさごはん。
 * スグに役立つ 料理のフランス語
 * サーモン抜きのサーモン・サラダ。


LES GÂTEAUX ・・・ お菓子

 * フランスのお祝い ・・・ Épiphanie !
 * エピファニー
 * バーバパパ、食べる?
 * 雷とエクレア。


LES LÉGUMES ・・・ 野菜

 * PATATE ・・・ じゃがいもの旅 その2。
 * PATATE ・・・ じゃがいもの旅 その1。
 * 「白いキャベツを作る。」
 * 「にんじんは煮えてしまった。」
 * 魔法のことば、PATATE


LES FRUITS ・・・ 果物

 * 「梨をふたつに切る。」


LA NOURRITURE ・・・ 食べもの

 * La vache qui rit ・・・ 笑う牛。
 * 牛乳とか生クリームとか。
 * マカロニ・ウェスタン。
 * フランスのパンと乳製品。
 * 「蜜の口、胆汁のこころ。」


LA BOISSON ・・・ 飲みもの

 * くつ下の汁。
 * U の発音。


DANS LA CUISINE ・・・ キッチンで

 * フランス語の語彙 ・・・ 冷蔵庫。
 * 「鍋をばかにするのはフライパンだ。」


LES RECETTES ・・・ お料理レシピ

 * ミルク・ジャムのレシピ。
 * グラタン・ドゥ・マカロニ ア・ラ・キクネットゥ
 * Gratin de Macaroni à la KiKounette
 * いくらのわさび風味。
 * ŒUFS DE SAUMON AU WASABI

フランス語の語源・ことばの起源、
ことばの要素などに関するエントリーのインデックスです。

(エントリーは新しい順にならんでいます)


L'ÉTYMOLOGIE ・・・ 語源・ことばの起源

 * Solstice d'été・・・夏至。
 * ちょっとまじめなおっぱいの話
 * アクサンがおしえてくれること。
 * PATATE ・・・ じゃがいもの旅 その2。
 * PATATE ・・・ じゃがいもの旅 その1。
 * デリケートはデリーシャス?
 * フレンチ Q ・・・ フランス語初心者向け雑学クイズ
 * 「貝」は「エロい」の?
 * 磁器とメス豚。
 * ノエル! Nº2 Noël の語源
 * APPARTEMENT ・・・ アパルトマン。
 * MAISON ・・・ 家。
 * 出る杭は打たれる。
 * アクサンのえらびかた。
 * 朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん Nº2
 * 朝ごはん・昼ごはん・晩ごはん Nº1
 * 「プレゼント」は頭文字。
 * UNE PIEUVRE ・・・ たこ。
 * UNE COCCINELLE ・・・ てんとう虫。
 * Athée の定義。
 * ムスティックとモスキート。
 * LE TRAVAIL は「拷問」だった?
 * バーバパパ、食べる?
 * パンとスープの関係。
 * Choucroute ・・・ シュークルート。
 * 8本足のタコと10月 nº4 - ニシムクサムライ。
 * 8本足のタコと10月 nº3 - Juillet の由来。
 * 「アリとキリギリス」=「アリとセミ」?? その1
 * 「アリとキリギリス」=「アリとセミ」?? その2
 * どうして「4月の魚」なの?
 * 雷とエクレア。


LES ÉLÉMENTS DE FORMATION D'UN MOT ・・・ 要素

 * Grand-mère のナゾ。
 * ci
 * なんでパラソル?
 * カバちゃん。
 * 語源と要素に関するおもしろい記事。
 * 「再び・・・する」「再・・・」について。

Coucou !

今日はいきなり「おっぱい」について。
先日 Twitter で知人の興味深い発言を目にしたので。


「ブラジャーは女性のネクタイみたいなものなのかなぁ。」


これは「夏に向けてノーブラ女子が増えている驚きの理由」という
スレッドへの返信だったので、この男性がひとり妄想を抱いているわけではないです♪


さて、何がわたしにとって興味深かったかというと。

フランス語ではブラジャーのことを

  (un) soutien-gorge
  (アン)スーティゃん・ゴるジュ

といいます。
つまり、直訳すれば「喉支え」?


喉(首)に巻くものと、喉を支えるもの。
その共通点がなんともおもしろかったわけです。


そこで、ずっと気になっていた
「なぜ『胸支え』soutien-seins や『胸ホルダー』porte-seins じゃないのか」
ということについて調べてみました。


まずは語源辞典で。

ここには、soutien-gorge の出所 (1904, le Sourire) はあっても、
なぜ胸を (la) gorge と呼んだのかについては記されていませんでした。


次にネットで検索。
ありました。要約すると

「かつて、女性(性器)はその下品で味気ない共通の名前を使うよりも
 隠喩、揶揄、遠回しなことばなどをつかって表現するエレガントさをもっていた」

ようなのです。
そして、

「このように、女性たちは『胸』seinsgorge のような
 直接的でない呼び方をすることで殿方の欲望をそそることを好んだ。
 『お尻』fesses を『丸み・丸い部分』rondeur と表現していたように。

 porte-seins というより soutien-gorge の方がエレガントだということは
 たやすく納得できるでしょう?」

だそうです。


そして最後にプチ・ロワイヤル辞典の gorge の欄を見てみると・・・。

  「②《文》(女性の)胸、乳房」

・・・ふつうに載っていました。ガックリ。
でも、気になることが。

  「③峡谷」

これは!

胸を揶揄する gorge の語源が、わたしが思っていた『喉』ではなく、
谷間という意味の『峡谷』からきた揶揄だったとしたら・・・。

いやいや、辞書に gorge =「乳房、胸」と載ってるから。
『峡谷』の方があとからきたのかもしれないし・・・。
胸の谷間や喉のように、細くえぐられた部分ということ?

とかいろいろ考えているうちに、もう何が何だか分からなくなってしまいました。


そこでもう1度、別の語源辞典で確認。
「女性の乳房、胸」の意味で使われた最初の確認は1228年。

ということは、1675年の文献で初登場している
『峡谷』としての gorge の方が後ということになります。

KiKi, 惨敗・・・。


この「おっぱい」に対する探求、
師匠の妹でフランス語教師をしている Claire との話題になりました。

「『峡谷』って、おっぱいの形を表してると思わない?」
「確かに、"les montagnes"『山』や "les collines"『丘』なんて表現もあるわね。」


そこで Claire は、ほかの『おっぱい』を表すことばについて、教えてくれました。

  les nichons レ ニション
  les nibar(d)s レ ニバーる
  les lolos レ ロロ
  les nénés レ ネネ
  les titis レ ティティ
  les doudounes レ ドゥドゥヌ

後半はほぼ、赤ちゃんことば。
ネット辞典では soutien-nibards なんてのも出てきましたが、
フランスでは1度も耳にしたことがありません!

こんなのもあります。

  les roberts レ ろベーる

哺乳瓶の乳首 (un) biberon を1860年に発明した Edouard ROBERT 氏の名前から。


最後にちょっと小話を。

   Il y a du monde au balcon !
   イリヤデュモンドゥ オーバルコン!
  「おお、バルコニーに人がいっぱいいるぞ!」

と男の子がいったら、「ボインちゃんがいるぞ!」っていう意味なんだって!
(今は「ボイン」ていわないのかな?分かるひといる?)


それではまたね!
À bientôt !

Coucou !!
今日はさっそく、faire la grasse matinée の語源を見てみましょう。

Internaute ::: Encyclopédie から読んだものを
分かりやすく訳しながらお話ししてみます。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

この faire la grasse matinée というフランス語表現、
20世紀と出生はおそいのですが、16世紀にはすでに
dormir la grasse matinée として登場しています。

この表現につかわれているフランス語の形容詞 gras(se)
ラテン語の crassus にもとづくもので、
この crassus ということばは
フランス語の形容詞 "épais(se)" を意味します。

"épais(se)" を仏和辞典で引いてみると、

  「厚い」「濃い・濃密な」「深い」「ずんぐりした」

などなど、いろいろでてきます。

このそれぞれのことばを取りいれて、なんとなく
フランス語 "épais(se)" のニュアンスをつかめましたか?


Faire la grasse matinée とはつまり
"rester longtemps dans l'épaisseur du sommeil" と書かれています。

名詞形 épaisseur では

  「厚さ・厚み、濃さ・濃密さ、奥、深さ、鈍さ」

とあります。
直訳するなら・・・
「長いこと眠りの奥深くにとどまっていること」かしら?

分かりやすく言い換えれば
「まったりとした眠気の中に身をゆだねている」
といった感じでしょうか?


でも、それは同じく "mœlleux" du sommeil
「(ふかふかなふとんの中での)ふわふわした睡眠」という側面から
「怠惰」も思い起こさせます。

そんなふうにしてなにもせずにベッドにいれば
太って脂っこくなっちゃうもんね。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

次回は「贅沢な」じゃなくって
「大変!」な朝寝坊をあらわすフランス語をご紹介します♪

じゃあまたね!
À demain !!


 * La grasse matinée ・・・ 朝寝坊。Nº1
 * La grasse matinée ・・・ 朝寝坊。Nº3

Coucou !!

今日はアクサン・スィルコンフレクスについて。
ê の上についてるお山です。

わたしたちのあいだでは、
シャポー chapeau(帽子)とカンタンによんでます。


このシャポーは、わたしたちにいろんなことを教えてくれます。

カンタンにいっちゃうとこれは e のあとにあった s が省略されたしるし。

だから ê = e + s = es と考えていいと思います。


これを知っておくと、いろーんな想像ができます。

たとえば forêt フォレ
英語では forest フォレスト ですね。

だから、英語を知ってれば

  forêt = forest

つまり「森」を意味することが分かっちゃうのね。


ほかには?

  fête フェットゥ

これも fest だったことが分かるでしょ?


festa なんていうイタリア語、
festival フェスティヴァル ていう英語、
果てはドイツ語からきた英語の fest
ラテン語の festa から派生してて
たとえフランス語のことばを知らなかったとしても
なんとなく意味がつかめるでしょ?


それから、「おバカ」とか「虫・動物」をあらわす

  bête ベットゥ

  beste

ってかんじだったのだろうから

  bestiaire ベスティエール
  「動物が主人公の寓話など」
  bestiaux ベスティオー
  「家畜」

というのも浮かんできます。
「家畜」といえばわたしは

  bétail ベタィユ

のほうがうかんでくるけど、
こっちは残念ながらスィルコンフレクスじゃなくて
アクサン・テギュのほうですね。


それから、名詞・形容詞・副詞のつくり方を知っていれば

  bestial(e) ベスティアル/span>
  「けもののような」
  bestialement ベスティアルモン
  「けもののように」

名詞形「けものさ(?)」にすれば

  bestialité ベスティエール

「獣性」とか「レイプ」とか・・・


こんなふうに、
いろいろたどりながら自分なりの法則を見つけていくのって
おもしろいし楽に覚えちゃいますよね!


それでは近日中に!!
À ces jours !!

Coucou !

昨日はジャガイモがフランスに普及するまでの
長い旅のお話をしました。

今日は、patate とよばれていたジャガイモが
どんなふうにして pomme de terre というもっと詩的な名前を
もつようになったのか、そんなお話です。


登場人物について調べていたら
とてもためになるサイトを見つけたのでそれもご紹介します♪

Coucou !!

ちょっとみなさんに謝らなくっちゃいけないことがあります。


いままでなんども PATATE ということばをつかいました。
そのたびに、「サツマイモ」と限定しちゃってたんだけど
日常会話やくだけた会話では「ジャガイモ」のこともさすんですね。

ふつう、PATATE といえば「サツマイモ」をさすのですが
とくにはっきり区別して「サツマイモ」とマークしたいときには
patate DOUCE といってあげる必要があるそうです。


わたしのまわり(とくに師匠とその家族)では
いつでも une pomme de terre をつかうので
あまり考えたことがありませんでした。

フランス語の図解辞典を見て、patate が「サツマイモ」
「ジャガイモ」のイラストには une pomme de terre と書かれていたので
そのまんまうのみにしてました、ごめんなさい!!


その話をしているとき、Les Origimots の中に、
このことばが紹介されていたのを思いだしました。

patate ということばがどこからきて
どんなふうにフランス語にとりこまれたのか、
とても興味深い経歴が書かれていたのでご紹介したいと思います♪

Re-coucou !!
さて。ひさびさの Étymologie です♪

タイトル、フランス語にしたかったんだけど、
英語のが「なになに?」ってなるかなって思って。


なんかさ、さっき思いっきり自慢話しちゃったから
どうもなんか書かないとあと味悪くって。
(と昨日コレ書いたんだけど、アップするの忘れてました♪)

小心者なクセにかなりナルシストな KiKi
今日もあなたにお届けする、語源のラビリンスです♪


えっと。

万年床の中で泣きながら
「わたしって délicate すぎるわ・・・」と
妄想にひたっているとき、この délica- という響きから
ジャン=ピエール・ジュネ監督の『デリカテッセン』の
あの恐ろしいご主人の顔アップがふと浮かびました。

『デリカ(テッセン)』と『デリカ(トゥ)』!
わたしのアタマの中で、犯人の指紋照合の写真のように
このふたつがシュピッ。と重なっちゃったんですねー。

さあ、好奇心のスイッチ・オン!


でも「繊細」から「ソーセージ屋さん」かぁ・・・遠いなあ。


ってことで、ことの結末を知りたいかたは
en savoir plus... から ENTREZ, JE VOUS EN PRIE !!

Re-coucou !!

髪を切って「頭が軽くなったから肩コリが治るぅ〜〜♪♪♪」
と美容師さんとはしゃいでいたら、
逆に首が回らなくなってしまった KiKi です。

別の意味でも首が回りません♪


さてさて・・・
こんなタイトルですが、いたって真面目なおはなしです。

さっきのエピソードから、わたしがなにを想像したと思います?
今回はますますリアルでグロイ話からはじまります。


気分を害さないと確信のあるあなただけ
↓↓↓ からどうぞ♪

Auteur

KiKi

KiKi MAILLET

フランスとフランス語が好きすぎて
フランス人師匠と結婚の末
パリ近郊クルブヴォワ市に移住。

8年暮らしても慣れないフランス生活と
上手にならないフランス語に四苦八苦中。

PARTENAIRE

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今日もあそびにきてくれて
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