マカロニ・ウェスタン。

Re-coucou !!

ちょっとぉ・・・
なんか昨日から調子が悪いのね、FC2 さん。
ぜんぜんつながらないんですけど・・・

まあ気を取りなおして、ちょっとおもしろい発見があったのでお知らせ♪

「マカロニ・グラタン」のはなしから、ふいに「マカロニ・ウェスタン」のことを思いだして(←短絡的)フランス語にも「マカロニ・ウェスタン」ということばが存在するのか師匠に聞いてみたよ。

そしたら意外や意外!
(もう知ってるかたは、chuuuuuut !!

フランス語では、Le Western spaghetti っていうんだって!!

「ウェスタン・スパゲティ」!!!

イタリアのお隣さん・フランスにもそんな皮肉表現が。
しかも、マカロニよりずっとダイレクトでしょぼい!
しかもしかも、フランスのスパゲティはありえないほどマズイ!!
給食の「ソフトめん」に匹敵するくらい、非・アルデンテ!!!

想像しただけでもうおっかしくって、師匠とふたり、ずっと笑いが止まんなかったんだけど・・・
(師匠がウケてたのはもちろん「マカロニ」のほうです♪)

あれ?
そういえばさ、「マカロニ・ウェスタン」って英語じゃないの?

またまた気になってしまったので、Wikipédia へ。
ここで、意外な事実を知ってしまいました・・・。

知りたい?

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Le western spaghetti est un sous-genre de western qui doit son nom à un sarcasme du cinéma américain quant à ses origines européennes, et plus précisément italiennes.

Malgré cette ironie, le genre sera largement reconnu et plébiscité grâce à quelques films mythiques de très grande qualité. En effet, au début des années 60, le western est sur le déclin avant que l’influence de réalisateurs tels que Sergio Leone lui insuffle une nouvelle jeunesse. L’impact du western à la sauce méditerranéenne sera tel qu’il va en faire évoluer radicalement les codes, et influencer profondément et durablement le cinéma mondial.

「ウェスタン・スパゲティ」は西部劇の二次的ジャンルで、アメリカ映画からのヨーロッパでつくられた、もっといえばイタリア製の西部劇に対する痛烈な皮肉でもってこの名前をいただいた。

この皮肉にもかかわらず、このジャンルはいくつかの素晴らしく質のよい神話的映画のおかげで、あまるほど世に認められ多くのひとびとに受け入れられたのだろう。

実際に、60年代初めには、西部劇は衰退を迎えていた。
セルジオ・レオーネ(伊・マカロニ・ウェスタンの巨匠)のような監督たちの影響がそれに新たな息吹を吹き込むまでは。

地中海の要素を取りいれた西部劇のインパクトは映画の掟を根本的に変え、そして国際映画界に永く根深く影響を与えていくようなものだろう。

※ この最後のイタリック部分の訳・・・あってますか?
師匠、いまごろ夢の中なので教えてもらえない・・・
だれか、助けてぇ〜〜〜

これはフランス語なんだけど、この Le Western spaghetti英語のページにとんでみると・・・

なんと、英語でも Spaghetti Western !?

じゃ、Macaroni Western ってなに??

この英語版 Wikipedia の説明文の最後に、ちょっと孤独にこんな1文が。

Spaghetti westerns are known as “macaroni westerns” in Japan.

えええええーーー!!

「マカロニ・ウェスタン」なんていってるのは日本人だけだったんだ・・・。

知らなかったよ、お母さぁ〜ん!

師匠が「ウェスタン・スパゲチ」と発音するたびにフランス語って!! なーんて腹よじって笑ってたのに。
無知ってコワイです・・・。

「『スパゲティ』から『マカロニ』に変わった理由」を日本語版ウィキペディアから引用すると

セルジオ・レオーネ監督の『荒野の用心棒』が日本に輸入された際、「スパゲッティでは細くて貧弱そうだ」ということで、映画評論家の淀川長治が「マカロニ」と変名した。日本人による造語であるため、マカロニ・ウェスタンという言葉は他国では通用しない。

なるほど・・・。
さすが淀川先生、ネーミング・センスもピカイチだわ・・・。

ほかにも「マカロニ・ウェスタン」の発祥と特徴などおもしろい記事がたくさん載ってたよ。

こちらは、好意的に書かれたフランスの記事よりシニカルな内容。
興味のあるかたはのぞいてみてね♪

ちなみに、生涯の3本に入るくらい師匠の大好きな映画も「ウェスタン・スパゲチ」。

本国イタリア語のタイトルは Il Mio nome è Nessuno
フランス語では Mon nom est Personne
英語になると My name is Nobody

Mon Nom est Personne

わたしはまだ観てないけど、師匠に借りたサントラ bande originale du film がとっても気に入って、よく聴いてます♪