蚤の市のフランス語。N°1 古物市の種類 その1
Coucou !
Ça va bien ?
今日からは、蚤の市のフランス語についてご紹介します。
まずは、古物市の種類について。
日本語ではひとくちに「蚤の市」というけれど、古いものをあつかうイベントにもいろいろな種類があります。
これがいわゆる、「蚤の市」。
プロの antiquaire アンティケール(古物商)がスタンドを構えたり店を構えたりしています。
有名なところでは、Clignancourt(クリニャンクール), Vanves(ヴァンヴ), Montreuil(モントルイユ)があります。
Clignancourt はすべてプロフェッショナル。
いくつかの大きなマルシェやパサージュと、路面店からなっています。
だから、質もよく(店やモノにもよりますが)お値段もお高めになっています。
Vanves はどうなのかな、ほぼプロだと思うんだけど。
これは、Porte de Vanves から少し歩いた大きな通りの両脇に、たくさんのスタンドが立ち並ぶ市です。
日本人を多く見かけるので、最近値段が上がってきたとは師匠のことば。
Montreuil はこの中でいちばん庶民的でお手頃価格。
掘り出しものもたくさんありますが、ガラクタも多いですね。
日用品の市の中に、ぽつんぽつんとブースがあったり、はしっこのほうにバラックがあって、そこにぎっしりプロのスタンドが並んでいます。
とはいっても、Clignancourt や Vanves と比べると、やっぱりガラクタの山。
でも、わたしがいちばん好きな蚤の市でもあります♪
そして、蚤の市よりも一般のブースが多く、値段もお安めなのが
蚤の市とフリーマーケットのあいだぐらいかなぁ。
ほかに、町中に店舗のある古物屋さんも brocante と呼ばれたりします。
この brocante は春から秋にかけてパリ市内や郊外、フランス各地でたくさん行われます。
ちなみに、Le 14 juillet(ル キャトルズ ジュイエ:革命記念日)以降、夏のヴァカンス中はパリから人がいなくなるので、パリでの brocante はないのだそう。
さて、日本でいうフリーマーケットはこれかな?
これは grenier を vide にする・・・つまり「納屋・物置」を「空」にするのでさまざまな中古品・不要品が出ています。
子どもの洋服やおもちゃから、家の日用品などなど。
値段も安いし値切るのも簡単です。
* 蚤の市のフランス語。N°1 古物市の種類 その2(音声付き)
* 蚤の市のフランス語。N°2 蚤の市用語(音声付き)
* 蚤の市のフランス語。N°3-1「これ、おいくら?」
* 蚤の市のフランス語。N°3-2「もっと安くして!」