Au clair de la lune のひみつ。<3>

Coucou !!

最近は写真にはまっていて、きのうはバラ園に撮影えんそくに行ってきました♪

まだパリの写真も更新中です。
RiKiKi:photo:labo のぞいてみてね!!

今日からは、師匠の仕事場をつくるために大掃除。
時間のあるときだけの更新になっちゃうと思いますが(今までもそうだったけど。。。)たまにはチェックしてみてね♪

まえおきはこのくらいにして、本日は Au Clair de la Lune の中でも、フランス人にもあまり知られていない3番から。

それではどうぞ。

Au clair de la lune

Au clair de la lune
Mon ami Pierrot
Prête-moi ta plume
Pour écrire un mot.

Ma chandelle est morte
Je n’ai plus de feu
Ouvre-moi ta porte
Pour l’amour de Dieu.

Au clair de la lune
Pierrot répondit :
“Je n’ai pas de plume
Je suis dans mon lit.

Vas chez la voisine
Je crois qu’elle y est
Car dans sa cuisine
On bat le briquet”.

Au clair de la lune
L’aimable Lubin
Frappe chez la brune
Elle répond soudain :

“Qui frappe de la sortie ?”
Il dit à son tour :
“Ouvrez votre porte
Pour le dieu d’Amour”.

下線の部分が3番の歌詞です。

L’aimable Lubin

Aimable っていうのは、英語なら sweet とか lovely にあたる「かわいらしい Lubin」「やさしい Lubin
Lubin はこの主人公の名前ですね。

そう、このへんから、語り手が Lubin 自身ではなく第三者のだれかに変わっています。

Frappe chez la brune

Frappe は「たたく・ノックする」時制も現在になっていますね。

Chez は前回も出てきましたが「○○の家」つまり la brune の家です。

Brun(e) は髪の色をあらわしていて、「茶色い毛の(女の)ひと」という意味。
こんなふうにフランス語では、髪の色を特徴としてひとをあらわす(指す)ことがおおいです。

Elle répond soudain : “Qui frappe de la sorte ?”

Soudain は「急に」とか「突然」ということば。

Frapper de la sorte って、どうして la sorte じゃなくて de la sortede がはいるの?

ミステリーですね。

De la sorte は「種類」という意味じゃなくって「こんなふうに」= ainsi, comme ça なんていうフランス語の表現なのだそう。

Il dit à son tour :

À son tour っていうのは「彼(女)の順番に」
これじゃ分かりにくいかな?

たとえばゲームをしてて、「キミの番だよ。」というときに

À ton tour !

なんて感じにつかいます。

“Ouvrez votre porte pour le dieu d’Amour”.

Ouvrez votre porte はふつうに Ouvre ta porte のていねいないいまわしです。

ここで気になるのは Pour l’amour de DieuPour le dieu d’Amour に変わってしまったところ。

「神さまの愛に免じて」というところが「愛の神さまに免じて」になってます。
これ、暗喩だらけの4番に向けての、かなり重要な伏線だと思うのですが・・・♪

それでは、3番の歌詞をとおして読んでみましょう。

月のひかりのもと やさしいリュバンは
茶髪の彼女の家のとびらをたたきました
彼女はふいにこたえます

「こんなふうにたたいているのは誰?」
彼の番にリュバンはいいます
「お願いだから開けてください 愛の神さまに免じて」

あれあれ?
なにか怪しくなってきたと思いませんか?

それじゃ、驚愕の結末はまたつぎのレッスンで!!
A bientôt !!