ことばにつまってお悩みのかたに・・・

Coucou !!

ちょうどビデオクリップを作る前のこと。

会話でも思いどおりの表現や単語が出てこなくって、いってることも途切れ途切れになっちゃって、凹んでました・・・
試験も控えてるってのに、うーん、試験が控えてるからか、すごく焦っちゃって、そんな自分にまた凹んじゃって。

そんなときの師匠からのアドヴァイス。
これが・・・いやホント、ものすごく効きました!!!

「いまのキミは毎日ラジオを聴いたほうがいいよ。それから、本の音読が必要だな。声に出してスラスラ読めるようにならないと。」

それが必要ってことは分かってても、最初はそんなの、「わたしの今の凹みポイントとぜんぜん関係ないジャン!」
とたかをくくってました。

表現がすぐに見つからないこと、ことばがつっかえちゃって出てこないこと、それってイコール、語彙や表現・文法の知識不足だって、もう緊張してるせいか短絡的に考えちゃってて。

そんなとき、ちょうど DELF 用の練習問題が届きました。

付属の CD にはラジオのニュース、電話での会話、テレビのドキュメンタリーなど、比較的長めで雑音も混じった、なんとなく聞き流しただけじゃ理解できないような、いろんなタイプのフランス語が収録されてて。

会話のタイプによって、TPO によっても、つかわれる表現、発音、イントネーションっていうのはやっぱり変わってくるし、話し手によってもちがいますよね。

理解できたときっていうのはすごく気持ちがいいから、それを何回もくり返し聞いて、慣れてきたかなっていう頃にあのインタビューの収録があったんです。

もちろん、フランス語の部分はアドリブでしゃべってるんじゃなくって、フランス語で原稿に起こしたものの文法的なまちがいを師匠に修正してもらって、読みながら録音しています。

つっかえたり、発音しにくいところがあるから、まずは何度もブツブツ音読練習してから、本番ではフランス語が棒読みにならないように、できるだけ自然に聞こえるように努めました。

そしたらね、あら不思議!

ふだんの会話でも、ちゃんとつながってるものが口から出てくる!
自分の意見や伝えたいことを、脳みそで考えて組み立てるヒマもなく口がしゃべっている!

すごく新鮮な驚きでした!!

それまでは、わたしのいってることって「単語を連結した油ギレのオモチャの電車」みたいにすっごくぎこちなかったのに。

師匠のいってたことって本当だったのね・・・

ちょっと分析してみたよ。

まず、ラジオなどを聴くことによって、よくつかわれる表現やリエゾンしたときの発音が、単語ひとつひとつのコラージュじゃなく、イントネーションやアクセントも含めたメロディーとして、耳・脳みそがひとつのリフレインみたいな感じでとらえるようになるんじゃないかな、って思いました。

そして、音読することによって、目で見ながら音に変換して・・・

つまりむずかしくいうなら、表音文字(テキストファイル)から自分の声(音声ファイル)+意味へのデコーディング、といえるのかしら?

で、そのデコーディングの回路ができてくることで、文字というものに符号化されたいろいろな文章をより早く読み、音といっしょに意味も理解することができるようになる。

日本語や中国語っていうのは目で見て分かるもの・・・

漢字なんかはもうシンボルっていうか、それをみればなにを表すかが分かる「表意文字」というんだけど、アルファベはどう発音するかをあらわす「表音文字」だから、日本語回路で話したり考えたりしているわたしたちは「表音文字」をいちど解読して意味を読み取って・・・という作業が必要なんじゃないかと。

だから、音読になれることによって、その作業が免除されて、話すのも読むのもスムーズになるんじゃないかなって勝手に想像してみたんだけど・・・

そして、その回路をとおして考えることで、自分の意見や感情をスムーズに表現できるようになる。

=回路がどんどん太く安定してきて、ナチュラルに回線を切り替えられるようになる・・・って感じ?

ちょっとややこしいかな?

まあ・・・
いつものわたしのデタラメな戯言だと思って聞き流してください♪

そんな理屈はともかく、音読&ディクテは本当に効果バツグンでした♪♪♪

ことばが出てこない
表現がすぐに思いつかない
会話につまる
発音に困っている
相手のいっていることがすぐに理解できない・・・

なんてお悩みのかた、お試しあれ!!

もちろん、↑↑↑に書いたことは、いつになっても、たぶん永遠にわたしを悩ませるものです!
ちょっとずつ、目に見えないくらいでも前に進んでいきたいな。

それでは、また明日!!
Bon week-end et à demain !!