Carnet à dessin と Carnet de dessins, どうちがう?
Coucou !
Comment ça va ?
こないだ画材屋さんにいるとき、不思議に思って師匠にたずねたこと。
このふたつって、どうちがうの?
アン カるネ ア デッサン
Un carnet de dessins
アン カるネ ドゥ デッサン
勘のいい方は分かったかな。
フランス語ぺらぺらな方や慣れ親しんでる方も、もうお分かりでしょう。
ちがいは、前置詞。
そして dessin と単数形か、dessins と複数形になるか。
まず、carnet ということばは「(紙などが)綴ってあるもの」つまり、ノートやメモ帳など「帳」ということばに近いとわたしはとらえています。
次に、dessin はその読みのとおり「デッサン」や「素描」から、子どもの「図画」や「図面・製図」まで、イメージとして描くものを幅広くカバーすることばです。
前置詞についてはうまく説明できる自信はないんだけれど、試してみます。
ひとつめの文の à dessin は「絵を描くための」ということなのかな?
辞書には「目的・用途」と紹介されています。
つまりは「デッサン用のノート」=「デッサン帳」ということになります。
ふたつめは de dessins ですが、この de はご存知のとおり「・・・の」という意味。
「デッサンの(デッサンを集めた)ノート」=「デッサン集」、だから複数なのね。
なるほど。
「デッサン帳(白紙)」
Un carnet de dessins
「デッサン集(描いてある)」
という単純なものでした!
いや・・・待てよ。
「描いてある」「描いてない」って、じゃあどんな場面でどう使い分けるの?
はて、と考えてみました。
このふたつのことばを使い分けるシチュエーションを、あれこれ想像しながら。
で、結局のところ、端的に言うならば。
描いてある・なしにかかわらず、「描くこと」が目的で「デッサン帳」という場合は
そして、「見ること・見せること」などが目的で「デッサン帳」という場合は
になるのですね。
同じ前置詞を用いても、場面や文脈・さらに目的によって、意味合いが変わってくるようです。
前置詞、もっとすらすらと考えられるようになりたいなぁ。
勉強不足だわ。
じゃあまたね。
À bientôt !