APPARTEMENT ・・・ アパルトマン。

Coucou !!

もうすぐですね、77777 !!
わたしの旅行中に当てられちゃいそうな予感・・・。

忘れずに、コメントのこしてくださいね!
お返事が遅れちゃうかもしれませんが、よろしくお願いします。

そうそう、昨日のアナグラムの答え。

もうお分かりだと思いますが
「日曜日から台湾へ家族旅行です」でした♪

さて・・・不在中の3日間を楽しんでいただけるテーマはなんだろう??? って考えたんだけど、まだ思いつかないので、とりあえず「住まいシリーズ」の大トリを。

パリの住まいといえば「アパルトマン」!!
今日はこの語源について見てみましょう。

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ときは16世紀にさかのぼります。

貧しい人びとはものすごく小さな住居の中で、折り重なるように暮らしていました。
でも、もちろんお金持ちの人びとは、ひとりで気楽に読みものをしたり、おいしいスープを飲みながら考えごとをするための、ほかとは独立した場所にいることを好みましたが。

さて、そんな16世紀のスペインで、裕福な人びとのあいだでこんなことが起こりました。

スペイン語で apartarse「離れる、遠ざかる」(フランス語にすると s’écarter, se mettre à écart)といいながらごみごみした場所を抜け出していったのです。

家族だけでくつろいで過ごせる場所・・・
当時はまだ apartamento アパルタメント と呼ばれていたところへ。

そして、イタリアの裕福な人びともおなじように appartamento アパルタメント と呼ばれる独立した場所に身を置くようになります。

フランス語にこのことば appartamento を取りいれたのは、イタリアを旅し、アンジューのわが家へ帰るまでのあいだローマに滞在したフランスの詩人 Du Bellay(デュ・ブレー 1522-1560)でした。

彼は、appartamento ということばをもっともらしいフランス語にするために語尾の o を削り、appartement アパルトマン としました。

いわゆる appart アパール とは結局、ほかの住人たちからただ「離れて、別々に」à part アパール いるための場所のことなのです。

テレビを見たりアイスクリームを食べたりするためにね♪

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さてさて、住まいシリーズはどうでしたか?
どれもすっかり日本語になじんでるよね。

『広辞苑』によれば、日本の「アパート」ということばは apartment house の略、つまり英語からきたのね。
ちなみに、意味には

一棟の建築物の内部を多数の独立の住居に仕切ったもの。
集合住宅。貸し間住宅。アパルトマン。

と。「アパルトマン」てことば、日本語にも浸透してたんだ・・・。

『ジーニアス英和辞典』によれば、この英語の apartment は17世紀初頭に、イタリアの appartamento から入ったのだそう。

もうエントリ書く時間があるか分からないので、いちおうごあいさつを。

追記(2018年5月16日):
日本でいう「アパート」は建物全体をもさしますが、フランス語のアパルトマンとは建物の中の区切られた1世帯分をさします。アパルトマンがたくさん入っている建物自体は un immeuble といいます。

行ってきまーす!!
A très bientôt !!