MAISON ・・・ 家。

Re-coucou !!

英和を引いていたらおもしろいものを発見しました。
さっきもちょっと書いたんだけどね。

maison メゾン「家 etc.」
(ラテン語 manus =「とどまる」manere の過去形)

maison のもともとの語源はラテン語 mansio, -onis とあります。

そして古フランス語では mansion だったそう。
man「滞在する」+ sion「・・・こと」=「住宅」と。

フランス語ではその後 maison に変化していったのだけど、英語には mansion のままのこりました。
それが海を渡って日本語にまで浸透したのね。
つまり、「マンション」の祖先はフランス語だったんですね♪

ただ、英語の mansion は、「大邸宅・豪邸」なんて意味らしいです。
日本でいう「マンション」のような「集合住宅」といいたいなら mansions と複数にしてあげないとダメみたい。

さあ、そんな maison についてもうちょっとくわしく見てみましょ。

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ローマ人たちには、彼らの「住まい」をあらわすのに2つのことばがありました。

ひとつは casa で、これはいまでもポルトガル語やイタリア語、スペイン語にのこっています。

「カーザ」とか「カーサ」とか聞けばわかるかしら。
日本でも、アパートやマンションの名前によくついてますね。

この casa はフランス語では chez シェ「(○○の)家」という形でのこりました。

そしてこの casa からきたことばは chaise, caze という形でいろいろな地名や人名などにものこっているそう。

たとえば、Haute-Loire 県にある Chaise-Dieu なんかがそう。
つまり、「神の家」という意味なんですね。

人名では、Lacaze さん、Sacaze さんなんてのが casa からできた名前のようです。

この chaise, 「椅子」をあらわす une chaise とは別ものです!

もうひとつは mansio, こちらが「マンション」のもとになったものですね。
そう、rester レステ「滞在する」場所、という意味です。

Mansio のほうはさっきもお話ししたように、10世紀に古フランス語 mansion を経て maison メゾン になったのね。

この「メゾン」も日本ではアパート名についてるよね。

近所に「メゾン・ド・フルール」(花の館)という名前で築20〜30年くらいの茶色いアパートがあります♪

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ちょっとまって、MAISON のはなしのハズがほとんど CASA の説明でおわってるー!!
Mais bon…

さて、ここまでおわったところで chezmaison のつかいわけがきになったひと!!
これは両方ともよくつかうことばだし、とくに chez はいろいろと役立つことばだから明日、ゆっくりご紹介します♪

それでは!
Bonne fin de journée !!