「プレゼント」は頭文字。

Coucou !!

今日ご紹介するのは、15世紀に生まれたといわれる
「プレゼント」cadeau カドー ということば。

この楽しいことば cadeau のルートはなんと、tête テットゥ「あたま」なんだって!

Les Origimots から抜粋してみたよ♪
今日はわたしの説明もつけくわえてるよ。
そのままじゃ、ちょっとわかりにくかったから。

じゃ、いってみよう!!

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この楽しいことば cadeau のルートは、なんと、tête テットゥ「あたま」なんだって!

プロヴァンス語 provençal での cap または capdel からきています。

このことばはまず、15世紀には

en tête (d’un chapitre de livre)
アンテットゥ(ダンシャピトル ドゥリーヴル)
「(本の章の)先頭の」

それから

lettre capitale
レットゥル キャピタル
「大文字」

ということを意味していたのだそう。

アルファベットで書かれた昔の本なんかで、みたことあるかな?
章の最初の1文字が大きくなってたり、飾り文字になってたり。

↑↑↑ これのことだよ。

そう、この実に精巧で、美しい色と縁取りで丁寧に飾られた最初の「彩色文字」を capdel と呼んでたのね。
これが『文字』としての cadeau です。

その頃は、羊皮紙なんかに手描きで描かれていたんだそう。

さて、この「(頭文字を)装飾すること」enjolivement という概念から、「優雅な楽しみ・娯楽」divertissement gracieux なんていう意味に変わっていきました。

たとえば。ひとりの女性をよろこばせるために、彼女の窓の下にいって歌ったり・・・♪

そんなスペクタクルが、女性たちの生活を「彩るもの」としてつづけられました。
それが、この頃の『娯楽』としての cadeau です。

それからだんだんと、男性たちは、女性たちをもっとよろこばせようと、ちょっとした贈り物をもっていくようになります。
そこから『物体』としての cadeau が生まれたのね。

ちょっとした贈り物っていうのは、スカーフや、金のベルトや、リスの毛皮の部屋履きや・・・
(ガラスの靴じゃないよ!)

そんな風習の中で、ひとびとは「贈り物」自体のことも cadeau と呼ぶようになっていきましたとさ。

キミたち、もしもこのすっごく厳密でたしかな説明が気に入らないなら・・・

クリスマスを待っててね!

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へぇ〜〜〜へぇへぇへぇ〜〜〜(もう古いッてば)

頭文字の装飾から cadeau がきてたなんておもしろいね♪

師匠に読んであげたんだけど、「新しいことを覚えたぞ!」ってよろこんでました♪

1965 年の本だって。