36 ・・・ trente-six

Coucou !!

みなさん、きのうは本当にたくさんの
Bon anniversaire !! のメッセージ、アリガトウゴザイマス☆
すっごくうれしいです♪♪♪

さて、あらたなわたしの年齢(ヒ・ミ・ツ♪)にちなんで・・・

ことわざや成句には、たくさんの数字をつかったいいまわしが出てきます。

1, 2, 3とか、100, 1000なんて分かりやすい数字ならまだ納得できるのですが、以前サイトで数字や数詞に関するページをつくっていたとき気になったのが、「36」をつかった表現がやたらと多いこと。

36 trente-six という数字(36の、という形容詞)は「(とても)たくさんの〜」をあらわすのです。

わたし、そんなに年取ったのか???

じゃ、腹を立てながらも、いくつかの表現を見てみましょう、キィー!!

Elle fait toujours trente-six choses à la fois.

「彼女はいつもたくさんのことをいっぺんにする。」
(ので、うまくいかない・・・という意味)

Nous avons trente-six problèmes.

「ぼくたちはたくさんの問題をかかえている。」

Après s’être cognée la tête, il (en) a vu trente-six chandelles.

「頭をぶつけたあと、彼の目には星が飛び散った。」

Il est au trente-sixième dessous.

「彼はものすごくへこんでいる。」

つぎはことわざのようなんだけど、師匠は聞いたことがないそう。
古いことわざなのか、はたまた師匠が無知なのか・・・

いやいや、わたしも日本のことわざ全て知ってるわけじゃないし!

Trente-six métiers, trente-six misères.

「どんな仕事にも、それぞれの苦労がある。」

こんどは、『36ある月』といういいまわしをつかって「めったに・・・ない」という表現をどうぞ。

Il sort tous les trente-six du mois.

「彼はほとんど外出しない。」

「ものすごくたくさん(たいがい厄介なこと)」とか、「めったに〜ない」とか、いったいなんなんですか・・・

36にまつわるどんな歴史があるのか、知りたくなってきました。
調べてみようっと。

今日のフランス語単語・重要表現

* fait : faire「する」三・単・直・現
* toujours : いつも
* chose(s) [n.f.] : もの・こと
* à la fois : いっぺんに

* avons : avoir「もっている」一・複・直・現
* problème(s) [n.m.] : 問題

* après 〜 : 〜のあとで・に
* s’être cogné(e) : se cogner 代名動詞・複合過去
「(体の一部を)ぶつける」過去分詞は la tête に一致
* vu : voir「見る、見える」過去分詞
* chandelle(s) [n.f.] : 獣脂や樹脂でつくった昔のろうそく
(en) voir trente-six chandelles
=「(ぶれたりして)目から火がでる」

* au = à + le : 〜に
* dans : 〜の中に
* trente-sixième : 36番目の
* dessous : 下に
être dans le trente-sixième dessous(仏和辞典より)
être au trente-sixième dessous(師匠より)
直訳:下の36番目にいる

* métier(s) [n.m.] : 職業、仕事
* misère(s) [n.f.] : つらいこと、苦痛

* sort : sortir「出かける」三・単・直・現
* tous les 〜 : すべての〜(toutes les semaines : 毎週)
tous les trente-six du mois :(36日ある月)= めったに〜しない