「梨をふたつに切る。」

今日も、数字が出てくるけどことわざじゃなくて、会話の中でつかわれるいいまわし。

Couper la poire en deux.

「梨をふたつに切る」
* couper : 切る
* poire [n.f.] : 梨
* en : ・・・に
* deux : 2

これは、かみ合わない意見やなんかをもつもの同士が、損得やなんかもふくめて折半したり、お互いに妥協しあったりして折り合いをつけることなんだって。

Poire は「梨」のほかにだまされやすいひと、お人好しなんて意味があるそう。

Innocent(e) っていう名詞(et 形容詞)に似てます。
このことば、「純粋な、無垢な」っていうイメージが強いけれど、フランスではどうやら、ひとに対してこれをいうときには「単純な、世間知らずな、なんでもかんでも信じる」というあまりよくないイメージをもつみたい。

ともだちや師匠と、けんかや口論の最中にいったりいわれたり、「innocent(e) じゃないよ!」なんてこと、けっこうあります・・・

PATATE, BANANE, ANDOUILLE のつぎは POIRE