「1スーは1スーである。」

Coucou !!

ちょっとつかれがたまってきたみたい・・・

最近やっとはじめたフランス行きの準備と大掃除でクタクタ。
棚ぼた式に、演劇部の夏の大会で主役に選ばれたうちのお嬢さんの台本読みにつきあわされ、のどもガラガラ。

さあ、今日はなにからはじめよう・・・とせっかく早起きしたのに、パソコンの前でぼぉーっとすること1時間。

今日はクレジット・カードの引き落としがあるんだっけ。
そんなお金、口座に残ってたかなぁ。

というわけで、今日はお金に関することわざ。

Un sou est un sou.

「1スーは1スーである。」

* sou [n.m.] : スー(お金の単位)

Sou とは、古いお金の単位です。辞書を見ると、「フランス革命以降・新フラン以前の貨幣単位で5サンチームに相当」と書かれています。

この sou をつかった表現もおおいです。

ふつうに「お金」というとき、de l’argent といいますが、会話の中では des sous といったり、du fric といったりします。

Sou はほかのものとちがって、もともとが「貨幣単位」なので、部分冠詞はつかわずに、だいたいは un sou または des sous という形でつかわれます。

とくに、お金全般をさすときには複数の des sous をもちいます。

さてこのことわざ、日本語訳をいろんな辞典で見くらべると、

「1円をわらうものは1円に泣く。」
「わずかな銭でも大切にせよ。」

とありますが・・・

録音する前に、いつもその表現やことわざについて教えてもらったり、日本のことわざと比較したりするんですけど、これをいったら

「そういう説教とか教訓じゃなくて、わずかなものでも1スーは1スーだ、ってことだよ。」

ここでまた、師匠と議論。

「わずかでも、いつかはおっきくなるってこと?じゃあ、塵も積もれば山となるとか、そういうこと?」

「まあそりゃそうだけど、そういうことでもないんだよなぁ。ただ単に、1スーは1スーだ、ってそれだけだよ。」

・・・・・だそうです。
ムリに日本のことわざに結びつけようとしたわたしがうかつでした。

ただ、どうも、毎回ことわざとか寓話の話になると、意見がかみ合わないというか、視点がちがうというか。

わたしが理屈っぽすぎるんだろうか。
いちいち考えたり理論づけたりする必要なんてないのかな。

師匠ってそういうめんどうなこと深く考えないひとだし、なんに対しても欲がまったくないひとだからね。

日和見主義だわーなんてものたりないこともあったけど、そよ風みたいにめんどくさいことも問題もするするっとすりぬけてひょうひょうと漂ってるほうが、人生楽しいのかなぁ。

あらら、ここはフランス語のブログでしたね。

最近ことわざばっかりですいません。
こっちの音声はいっぱい撮りだめしてあるので・・・

うーん、だんだん話がそれてきてるわたしを軌道修正してください♪