郷に入っては郷に従え。

Me voilà !!

ただいま。
台湾旅行から帰ってきました。

胃がはじけそうです。
おみやげは切手とトランプだけ・・・

ツアーだったので、ほぼバスの中に軟禁状態でした。
ツアーでの海外旅行は初めてです。

うちの母親が、クリーニング屋さんの福引きで去年にひきつづき2回も当たったので、便乗しました♪

人間ウォッチングがいちばんおもしろかったです。
あ、でも、故宮博物館はすごくよかったなぁ。

ということで、まだ本調子じゃないので、のんびりとことわざからいってみようかな?

Buvez, ou allez-vous-en.

「飲むか、さもなければ立ち去るかせよ。」
(→共に生活している人の気持ちを損なわぬようにしなければならぬ。)
白水社『フランスことわざ名言辞典』

* buvez : boire「飲む」二・複・命・現
* ou : もしくは
* allez-vous-en : s’en aller「立ち去る」二・複・命・現

このことわざ、ギリシャの役人の言葉からきているそう。

その昔ギリシャでは、公式の宴に関する法律が定められていたんだって。
出席したのに酒を飲みたくないものは、見回りのお役人にこういわれたら、席を立って去らなければならなかったそう。

「郷に入っては・・・」ということわざ、

À Rome il faut vivre comme à Rome.
アローム イルフォヴィーヴルコムアローム。
「ローマにいる時はローマ人がなすようにせよ」

っていうほうが有名ですよね。

これは、ヨーロッパではラテン語以来こういうのだそう。

聖人アンブロシウスが、弟子のアウグスティヌスとその母聖モニカにローマとミラノの安息日のちがいについて手紙で尋ねられたときに、こう答えたことがはじまりなんだって。

これにあたるものは、世界中にいっぱいあるようです。
宗教や伝統、習慣に関する表現が多くて、おもしろいです♪
いくつか見てみましょう。

「子牛を拝む国では草を刈ってこれに与えよ」(エジプト)

「村に入ったら、そこの神を拝め」(アラブ)

「寺に入ったらその宗派の念仏を唱える」(ベトナム)

「一つ目の国へ行ったら片目をつぶれ」(スワヒリ語、タイ)

「習慣に従え、さもなくばその国から逃れよ」(デンマーク)

「知っている所では人を尊び、知らない所では習慣を尊べ」(キルギス)

「サンセバスチャンではサンセバスチャンのように、柊の中では柊のように」(バスク語)

「狼と一緒にいれば吠えなくてはならぬ」(英・独・仏・デンマーク・ブルガリア・チェコ語)

そうそう、台湾(アジア)は初めてだったのですが、トイレットペーパーが溶けない紙でできてるから流せません。
使用後のものをわきのバケツやらゴミ箱に捨ててくれ、といわれたときには、ビックリしました。

恥ずかしいし、ちょっと臭いも気になるよねぇ・・・。
でも Buvez, ou allez-vous-en… だもんね。

フランスではもっとスゴイの食らったし。

トイレについては、それ以外は覚悟してたよりもものすごく清潔だったので、ヨカッタヨカッタ。

そういえば・・・ 77777 はだれだったの?