「スキなくめかし込む。」

Coucou !!
やだなぁ、雨ふりって。

なにがイヤって、うちの不良物件なアパートは、玄関から道路に出るまでの通路が小川になっちゃうんです。
手抜き工事だかなんだか、ふった雨がぜんぶ通路にたまるシステムになってるんですね。

だれも文句いわないのが不思議です。
わたしも「直してくれ!」とかいったことないけど。

雨雨雨雨 雨雨 雨雨雨雨雨 雨 雨雨雨 雨雨雨雨 雨

こうやってならべてみると、建物の中にだけ雨がふってるみたいですね。
どうでもいいけど、「雨」という字の点々は外側にあったほうがいいんじゃないだろうか・・・

こんなことしてると、つぎは『漢字源』とかにはまりそうだからやめとこう。
(↑↑↑ もってるからコワイ)

そして今日もまた、こんなに長い前フリとはなんの関連性もない表現をご紹介します。

être tiré à quatre épingles

「4本のピンで引っ張られる。」
( → 一分のすきもなくめかし込んでいる。)
白水社『フランスことわざ名言辞典』

* être + 過去分詞 : ・・・された(受動態をつくります)
* tiré : tirer「引っ張る」過去分詞
* à : ・・・によって
* quatre : 4
* épingle(s) [n.f.] : ピン、留め金

さすが、モードの国フランス・・・と思ったら、これにはなぜ「4本のピンで引っ張られる」のか、という昔の習慣が関係しているそうです。
白水社『フランスことわざ名言辞典』から引用してみます。

4本のピンでネッカチーフを背中・両肩で留め、胸のところで交差させる服装にちなんでできた言い回し。
昔、巡礼するときには男も女も服装を整え、かぶり物をきちんとするために、4本のピンを持つように定められていたといわれる。

のだそうです。

その服装というのを探してみたんだけど、見つからない。
っていうか、どう探せばいいのかわかんないってば。

西洋服装史の本も見たんだけど、ありませんでした。
そのうち、偶然見つけたりしたらご紹介しますね。

明日はお出かけです。
Je vais être tirée à quatre épingles !!