「食欲は食べながらにしてやってくる。」

Coucou !

パリはおとといまでものすごく暑かったと思えば、昨日の嵐のあと、すっかり涼しくなってしまいました。
風の匂いがもう秋な感じ。

ものすごく暑いといっても、30℃いくかいかないかなんですけど、なにしろパリではごく一般的なアパルトマンには冷房がついていないんですね。
石造りだから、なんとなく気分的にも猛暑という感じはしませんが。

そんな暑かった中用意した、これまた久しぶり(実に4年6ヵ月ぶり)なことわざ。
暑いと、食欲もさっぱり出てこないですよね。

でももう日本も涼しいって聞いたし、ちょっぴりタイミングを逃したかな。

L’appétit vient en mangeant.

「食欲は、食べていれば出てくる。」

          - Larousse dictionnaire des Proverbes

* appétit [n.m.] : 食欲
* vient : venir「来る」三・単・直・現
* mangeant : manger「食べる」現在分詞
  en mangeant : 食べながら、食べていれば(ジェロンディフ)

これ、師匠の実家でよくいわれることば。

ママンがお昼からたくさんおいしいお料理を作ってくれるので、いつも朝とお昼は軽食ですませるわたしもついつい食べ過ぎてしまい、夕飯になってもお腹がすかないことがしばしばなのですが、そんなときにこれをいわれます。

そして、Larousse dictionnaire des Proverbesappétit のページで見つけた、もうひとつのこんなことわざ。

L’appétit est le meilleur cuisinier.
ラペティ エ ルメィユールキュイズィニエ。
「食欲はいちばんの料理人だ。」

これ、すごくよく分かるんですけど、師匠は「一度も聞いたことがない」といって録音すらしてもらえませんでした・・・。

確か、日本でもこんなことばありましたよね?

それではまた明日!
À demain !