LA CONJUGAISON ・・・ 動詞活用。

Coucou !!

さて、ジェロンディフにいくまえに、動詞の活用でカナシバリにあっちゃったみなさんへ。

動詞の活用 LA CONJUGAISON ラコンジュゲゾン
そんなにむずかしくない!
ぜんぜんむずかしくない!!

わたしは、活用を暗記するなら、まずはフランス語の「つづりと音の関係」をきっちり覚えること、こちらをおすすめします。

フランス語では、文字と文字の組み合わせでどの音になるか、しっかり決まっているのです。
例外は、文法や活用のそれに比べたらバツグンに少ないです。

そのうちここでもご紹介したいなって思うけど、本サイトの フランス語の発音と文字の基礎 の「音とつづり字・音と文字の関係」にくわしく書いてあります。

これを覚えると、知らない単語も読めちゃうし、音を聞いただけでつづりを書けるようになっちゃいます。
根本的なスペルミスもなくなります。

だからスペルを忘れちゃっても、音さえしっかり耳にのこっていれば、正しく書けちゃうのです。
魔法でしょ?

なんでだと思う?

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なぜなら、フランス語やその他の欧米語など「アルファベットで書かれたもの」は『表音文字』といい、どの音を出すかをあらわす記号のような、いわば『楽譜』のようなものなのです。

そして「つづりと音の関係」とは、どの音符とどの音符(アルファベ)の組み合わせでどの和音(発音)になるか、というピアノやギターのコード表のような感じ。

え、よけいややっこしいって??

えーとつまり、文字そのものが意味をあらわす、たとえば象形文字や漢字のような『表意文字』とはちがうので、スペルを見ただけでイメージすることは欧米人にとってはむずかしいことなのだそう。

これについては 欧米人にとっての「読書」とは? を見てね。

あらら、また話があさっての方向に・・・

では、マル暗記しないまでも、カンをつかむためにもひととおりの活用の予備知識、グループ分けについて、いってみましょ♪

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まずは、さけては通れないこのふたつの動詞から。

ÊTRE「・・・である」

AVOIR「・・・をもつ」

これは、フランス語では AUXILIAIRE(オクスィリエーる)と呼ばれ、文法用語としての意味は「助動詞」。
複合過去をつくったり、受動態をつくったり、いろいろなところで活躍します。

しかも活用は英語の BE のようにとっても不規則。
理屈は通用しません。

これだけはしっかり覚えておきたいね。

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つぎは、いちばん多く同じ活用をする動詞。

このタイプの動詞は、語尾が -er でおわってます。
文法用語は知らないけど、俗にいう ER 動詞 ってやつです。
フランス語では 1e groupe と呼ばれます。

動詞活用ってめんどくさそう・・・って思ってたあなた、フランス語動詞の約80%はこの ER 動詞 といわれています。
つまり約8割の動詞がほぼ同じ活用をするのです。
ね、案外ややこしくないでしょ?

外来の英語からいただいてつくっちゃった新しい動詞たちも、この -er を最後にくっつけてできあがり、なのです。

もちろん、活用は語尾だけではなくて、-er の前にくる「つづりと音の関係」によって、音を保つためにアクサンが変わったり、子音をふたごにしたり、ちょっと改造してあげます。

そういうものを細分化すれば、1e groupe の活用は32種類。
でもどれも、「つづりと音の関係」をきちんと知っていればなーんてことはないのです。

まちがえながら覚えればいいのです♪

On apprend en faillant !!


この en faillant がジェロンディフです
このことわざの「まちがえながら」の部分になります♪

この 1e groupe に属している代表的なものは、先ほどご紹介した

AIMER「好きである」

REGARDER「見る」

MANGER「食べる」

のほか

CHANTER「歌う」

ARRIVER「到着する」

ENVOYER「送る」

など・・・80%もあるんだから、キリがありません!

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つぎは語尾が -ir でおわるものの大部分。
俗にいう IR 動詞 です。
フランス語では 2e groupe と呼ばれます。

この活用をするもので代表的なのは FINIR そして活用は語尾以外のちがいでも2種類のみ。

FINIR「終える」

AGIR「行動する」

GRANDIR「大きくなる」

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つぎは語尾が -ir でおわるものの一部、のこりの -oir, -dre, -tre, -ire などの語尾をもつ動詞たち。

フランス語では 3e groupe と呼ばれます。

語幹の変化まであげると、活用は76にのぼります・・・逆にビビッちゃった?
っていうのは、ほとんどの不規則動詞がこの 3e groupe に属しているから。

不規則動詞は独特の変化をするんだけど、日本語の「サ変・カ変」の動詞「する」「来る」みたいに、どれもすっごくよくつかわれる動詞。

だから、覚えずにいるほうがむずかしいんじゃないかなぁ?

例外はありますが、だいたい語尾が同じ動詞はほぼ同じ活用をしますから、またもや「つづりと音の関係」をたよりに、手さぐりで宝探し!

こつさえつかんじゃえばなにも怖くはありません♪
じゃ、とにかくいってみましょう!

FAIRE「する」

ALLER「行く」

VENIR「来る」

この3つの動詞も助動詞として活躍します。
では、ほかに大切なものをいくつか。

活用がいろいろなので、どれが不規則動詞かはっきり分かりません・・・ふふ。
でも「これは不規則」って覚える前に、活用を覚えちゃうからね、心配ナイナイ。

MOURIR「死ぬ」

PARTIR「発つ」

SORTIR「出る」

OUVRIR「開く」

ASSEOIR「座らせる」

DEVOIR「・・・しなければならない」

POUVOIR「・・・できる」

VENDRE「売る」

PERDRE「失う」

ATTENDRE「待つ」

PRENDRE「とる・得る」

PLAINDRE「・・・を哀れむ」

ÉTEINDRE「消す」

BATTRE「打つ」

METTRE「置く」

CONNAÎTRE「知っている」

DIRE「言う」

LIRE「聞く」

ÉCRIRE「書く」

PLAIRE「・・・の気にいる」

BOIRE「飲む」

CONDUIRE「運転する」

SUIVRE「つづく」

VIVRE「生きる」

APPRENDRE, PRÉVENIR のように接頭辞を変えるだけで同じ活用のものもいっぱいあるから、クイズ感覚で不規則な変化を楽しんじゃいましょ♪

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いっぺんにやると頭が壊れちゃうから今日はこのへんで・・・
実際の活用はちょっとずつ何回かに分けてやりましょう♪