Aucun(e) ・・・ 何の○○もない。
Coucou !
Comment allez-vous ?
こないだ canicule(猛暑)の話をしたばかりだというのに、今日の夕方はググッと気温が下がり、女子会ではコートを着ているともだちもいました。
わたしは長袖のワンピースだったんだけど、もう寒くて寒くて。
震えながらアパルトマンに帰りました。
39℃に上がったと思えば、昨夜は14℃。
身体がもちません・・・。
さて。
フランス語表現でよく使うもののひとつに「何の○○もない。」というのがあります。
例えば「何の問題もない。」「何の心配もない。」といった感じ。
これは、aucun / aucune という単語を使って表現します。
よく使うものをいくつか見てみましょう。
「何の問題もないですよ!」
これは、「窓を開けたいのですが、ご迷惑ですか?」なんて具合に許可を求めるときや、都合を訊ねられたときなどに使います。
「何の心配もいりません!」
これは上のものとほぼ同様に使われますが、「まちがえました、すみません。」などと謝罪したときの返答に対する返事。
さて、傍若無人な人や自分が世界の中心みたいな人を見たら
「(他者やモラル、マナーなどに対して)全くリスペクトがない・・・」
これは、師匠がよくメトロや街でお行儀の悪い人を見ていうことば。
次は、わたしが理不尽なことやナンセンスなことをいったときに返されるひとこと。
「ナンセンスだ。」(= それは何の意味も成さない。)
そして、「晩ごはん何が食べたい?」など、意見やアイディアを求めたときにしょっちゅう返されることば。
「何のアイディアもない。」
アイディアじゃなくても、例えばフランス語の単語の語源を訊いたりすると
「全然考えつかない。」
というふうに適当に返事をされる今日この頃。
さあ、フットボールの試合を見ています。
試合終了5分前で5対2、負けているとしたら?
「お手上げだ!」(= どんなチャンスもない!)
ひとつ、自分でもよく使うのに、説明しづらいものがあります。
「何の面白みもないね。」
「何の魅力も感じない。」
「何の利益もない。」
といったところでしょうか。
やっても何の得にもならないことや、まったく食指が動かないことなどを表します。
さて、いつも冷凍のピザを食べているのだけど、ある日イタリアンレストランで食べました。
そこでわたしが「いつも食べてるのと比べてどう?」なんて訊ねたら
「別物だ!」(= 何の関係もない!)
これは、「それとこれとは別。」なんて意味でも使います。
ちなみに今日は、前置きに気温の話をしましたが、読んでみたら内容まったく関係ないじゃん!
なんていえるわけです。
ではでは、みなさんもこの aucun / aucune 使ってみてくださいね!
A très vite !