C’est du gâteau ! ・・・ 朝めし前だ!
Coucou !
Comment allez-vous ?
昨日、gâter という単語を紹介しました。
「甘やかす、ダメにする」なんていうほうの意味を聞いたとたん、わたしの思考は一気に gâteau へ・・・。
飛びすぎ?
いやいや。
Gâteau には、誰もが知る「お菓子」や「ケーキ」という意味以外に、こんな表現があるんです。
Un papa(-)gâteau
「親バカ父ちゃん」
「親バカ父ちゃん」
と訳をつけたけど、日本語の親バカっていうのとちょっとちがうのかなぁ?
子どもに対して甘く、過保護だったり、なんでも与えてしまったり、なんでも許してしまったりするお父さんのことをこう呼ぶんです。
Gâteau と gâter は親戚なんじゃないかと師匠にいったら「ありえるな」ということになり、語源辞典を調べました。
わたしたちの意に反して、残念ながら出自は年も元となった単語も似通ってはいるものの、バラバラ。
でもどこかできっと交わったんじゃないか、と師匠は読んでいるようです。
さて、この gâteau ということばですが、こんな使い方もします。
C’est du gâteau !
「こりゃガトーだぜ!」
「こりゃガトーだぜ!」
分かりやすくほかの表現に置き換えると
C’est facile !
「こりゃ簡単だ!」
「こりゃ簡単だ!」
つまり、「甘っちょろいぜ!」といったところでしょうか。
❈ タイトルは「朝めし前だ!」としたけど、フランスでは朝食前にお菓子を食べる、ってことじゃないよ、念のため♪
これ、否定形でも使えます。
C’est pas du gâteau !
「そんなに甘くないぜ!」
「そんなに甘くないぜ!」
これは
C’est pas facile !
セパファシル!
「こりゃ簡単にはいかないな!」
セパファシル!
「こりゃ簡単にはいかないな!」
という意味ですね。
これと同じ意味をもつ、もうひとつの表現を。
C’est pas de la tarte !
セパドゥラタるトゥ!
セパドゥラタるトゥ!
こちらの「タルト」を使った表現のほうは、肯定文で使われることはないんだって。
それじゃ、またね。
A très vite !