Jouer la montre ・・・ 時間かせぎをする。

Coucou !

昨日の日本対ポーランドの試合、のこり10分程度。
小心者のわたしには、またまた心臓がギュッとなる場面でした。
師匠とそのご両親といっしょに観ていて、リビングからテレビから観客から「出てけ!」「前代未聞だ!」とものすごいブーイングだったから。

(フランスで放映されないものも、新幹線の中でも、日本の試合を見れるように、アプリをインストールしたり、有料チャンネルに登録したりと日本をものすごく応援していた師匠にも、これは耐えがたい光景だったようです)

わたしももともと、ボールを後ろで回すのは好きじゃないので、正々堂々みんなに反論することもできず。

ちがうんだよー。
日本はサムライブルーなんだよー。(こころの声)
早く誰かがなにかを仕掛けてくれないかとこころの中で祈りながら、もう気が気じゃありませんでした。

さて、そんな中、中継していたテレビのアナウンサーや師匠からしきりに聞こえてきたことば。

Ils jouent la montre.

「彼らは時間かせぎをしている。」

Arrêtez de jouer la montre !

「時間をかせぐのはやめてくれ!」
* 師匠のことば。サッカーに熱くなるといつもこうなので、許してください♪

Jouer la montre … これはどうやら1970年代の football(サッカー)界から出てきた表現のよう。

自分たちにとって現状が好意的な場合に、審判の腕時計、つまりは試合終了の時間を考慮して、危険を冒さずに時間をつぶし、笛が鳴るのを待つこと、だそう。サッカー以外のことにもつかえる表現だそうです。

もう、みんなのことばが「日本は時計ごっこをしている」(← 被害妄想)としか聞こえなくなってきて。
アディッショナルタイムだというのに、とうとう耐えきれなくなりトイレに駆け込んで、試合終了まで立てこもりました。。。

とはいえ、わたしは日本人。
今回の試合については賛否両論いろんな意見あると思うけど、むずむずもするけど、今まで彼らがひとつひとつ積み重ね、紡いできた結果の決勝トーナメント進出は素晴らしいと思います。

おめでとう&ありがとう、サムライブルー!
日本代表のみなさん、この週末、がっつり士気を高めて夢をどこまでもつないでください!!!

今日のフランス語単語・重要表現

* jouent = jouer 三・複・直・現「プレイする、戦う、演じる etc..」
* montre [n.f.] : 時間を表す携帯用の器具(腕時計や懐中時計など)

* arrêtez = arrêter 二・複・命・現
arrêter de + 不定詞「・・・するのをやめる」

* football [n.m.] = foot : サッカー、フットボール