Le décalage horaire ・・・ 時差ボケ。

Coucou !!

今日は、よく読者のかたからご質問のある「時差ボケ」をあらわすフランス語についてお話しします。

フランス語の辞典「Le Dico ディコ仏和辞典」を調べると、décalage「ずれ、ギャップ、食いちがい」の項目に
(プチ・ロワイヤルでは「(時間・位置などの)ずれ、変更」)

souffrir du décalage horaire

「時差ボケになる」

とあります。

プチ・ロワイヤル和仏辞典で「時差ぼけ」をひくと

décalage horaire

とあります。
この décalage horaire というフランス語表現はふつう、単に「時差・時間のズレ・時刻の変更」をあらわすものです。

souffrir de décalage horaire は飛行機などでの長旅のあと、体に不調がでたときにだけつかえる表現で、単に「朝と夜が逆転してしまった」なんていう状態にはつかえません。

時差のせいで体内時計が狂ってしまった、といいたいときには

être décalé(e)

をつかって

Je suis décalé(e).

といえばいいのだそう。
「寝る時間がずれちゃった」「朝と夜が逆転しちゃった」のなら時差のせいでなくてもつかえます。

この décalé(e), 形容詞では

「(場所・時間が)ずれた;(予想と)ずれた」– Le Dico ディコ仏和辞典

名詞では

「(従来の社会習慣から)ずれた若者」– Le Dico ディコ仏和辞典
「社会の枠に収まらない若者」    – プチ・ロワイヤル和仏辞典

なんていう意味もあるそう。
プチ・ロワイヤルには名詞の方しか載っていませんでした。

英語では Jet lag にあたる「時差ボケ」、これをインターネットの英仏辞典で引いてみると

syndrome du décalage horaire

直訳すれば、「時差症候群」といったところでしょうか?

ちなみに、「時差」ということばをつかった例文をひとつ。

Il y a 8 heures de décalage (horaire) entre la France et le Japon.

「フランスと日本では、8時間の時差がある。」

夏時間 l’heure d’été だと「7時間の時差」になるので気をつけて!

じゃあまた明日!
À demain !