蚤の市のフランス語。N°3-1「これ、おいくら?」

Coucou !
Comment allez-vous ?

さて、今日は「これ、おいくらなりか?」というフランス語表現をやってみましょう。

蚤の市に限らず使うシチュエーションはいくらでもあるこのことば。
基礎をしっかり押さえて、ニュアンスのちがいも分かっちゃうといいね。

これがいちばん簡単なものかな。

C’est combien ?

欲しいものを指して、

Ça, c’est combien ?

ちょっとちがった言い回しで

Ça coûte combien ?

Combien ça coûte ?

「いくらしますか?」

Coûter は「値段が・・・する」という動詞。
日本語で「いくらしますか?」というニュアンス。

和仏辞典には Coûter の欄に、例えばこんな感じの例文が載っています。

Combien coûte cette tasse ?
コンビヤン クゥトゥ セットゥ タッス?
「このカップはいくらしますか?」

これはとても正しいけれど、使えるのはこっちだそう。

Combien pour cette tasse ?

こんな言い方もあります。

Ça fait combien ?

「いくらになりますか?」

いくつかのものを買うときには

Ça fait combien, en tout ?

「全部でいくらになりますか?」

でもこれは brocante では使わず、むしろ

Vous me faites combien, le tout ?

「全部でいくらにしてくれますか?」

Vous me faites combien, le lot ?

「まとめていくらにしてくれますか?」

っていうんだって。

ここからは蚤の市での場面じゃないけれど、せっかくだから、お買い物に関すること。
お店なんかでのお会計の場合、決まり文句で

Ce sera tout ?

「(お買い物は)これで全部ですか?」

と訊かれるので、

Oui, ce sera tout, Madame.

「はいそうです、マダム。」

とかオウム返し風に答えるとそれっぽいです。
(もちろん、相手が男性の場合は Monsieur を使ってね♪)

Ce sera tout…être の単純未来になっているんだけど、
どうしてかって聞いたら「全然分からない」と苦笑されてしまいました。

うーん、調べたいことがまたひとつ。

さあ、それじゃ追加でもっと何か買いたいときは?

Je vous prendrai aussi 10 chouquettes, s’il vous plaît.

「10個のシューケットもお願いします。」

Je vais aussi prendre 2 belles tranches de jambon de pays.

「あと、ハムを2枚ください。」

Vous me mettrez aussi 200g de viande hachée.

「ひき肉を200グラム追加してください。」

次回は蚤の市や古物市での値切り方をご紹介します♪
À demain !

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