Physiquement intelligente ・・・ 肉体的に聡明。
Coucou !
Vous allez bien ?
昨日テレビを見ていたときのこと。
あるルポルタージュで、すごく露出した格好の女性がレポーターをやっていました。
そのとき師匠がいったひとこと。
この表現については、だいぶ前に師匠から教わったのですが、確かまだ「学校行かずにフランス語!」ではご紹介してませんでしたよね?
一般的に広く使われている言い回しではなく、コミック(芸人)の誰かが使い始めたのか、どこかの誰かが思いついたのか。
知る人ぞ知る表現だそう。
physiquement には「見た目・容姿が、肉体的・身体的に」などの意味があります。
オーストリアの学校でフランス語の先生をしている妹 Claire によると、意味は「きちんと聡明に身繕いをしている」ということでした。
でももちろん、師匠のこれは皮肉。
「肉体的に(のみ)聡明だ。」という意味を込めていっています。
自由がモットーのフランスでは、職業による服装の制限もほとんどありません。
セーターやTシャツでメトロを運転しているのを初めて見たときには驚きました!
Présentateur/trice プレざんタテゥーる/プレざんたトゥりス とよばれるテレビの司会者やアナウンサー、お天気お姉さんなども、日本人の眼から見るとかなり大胆。
そんな中でも、昨日の女性レポーターは、パンツがギリギリ見えない程度のミニのワンピースで椅子に座って足を組み、胸元は大きく開いて、谷間を見せつけていた感じでした。
でもまぁ、こちらでは「谷間は見せるもの」といった風潮があります。
わたしのような40代はもちろん、70代や80代くらいのおばあさんでも堂々と谷間を披露し、いつまでも、女性であることを楽しみ、誇らしく思っている感じがします。
むしろ熟女のほうが谷間露出率が高い!
「年甲斐もなく」とか「いい年して」とかいう考えはないのです。
そんなマダムたちを見ていると、すごく可愛らしいし、歳をとることが怖かったわたしは元気と勇気をもらえます♪
それにしても、普段はあまりとやかく言わない師匠。
さすがに真剣なルポルタージュのときにあの露出はないよな、と思ったのでしょうか?
もしくはその女性自体がセクシーで、フェロモンをむんむん放っていたのでしょうか?
同じ女性のわたしとしては、全然気にならなかったんですけどね♪
【追記・訂正】 2015年7月22日
(元記事を書き変えようと思ったのですが、そうなると無駄話からなにから全部書き換えることになっちゃうので、そのまま残しておきます)
の件ですが、どうやら師匠が言っていたのも、皮肉は皮肉ですが「見た目だけ聡明である」ということらしいんです。
師匠に詳しく尋ねず、記事にしてしまったわたしのフライングでした!
ゴメンナサイ!!!
この記事を書いたあと、帰宅した師匠に「昨日言ってた physiquement intelligente のニュアンスを説明してくれ」と詰め寄りました。
で、答えを聞いてビックリ!
「見た目ばかりキレイにしているってこと。」
「ぼくらが音を消しても彼女はだいじょうぶってわけさ。」
ということでした。
と聞くと
だそう。
わたしは勝手な想像と自分の願望(?)から「肉体的に聡明。」としてしまいましたが、「露出」がどうのということではなく、「ルックス」のことだったのですね、本当は。
タイトルも、「見た目が聡明。」だと『賢そう』って意味に聞こえちゃうので「身体的に聡明。」といったところでしょうか?
まったく早とちりでした。。。
どうもすみません!!!