暑いときのフランス語。

Coucou !
Vous allez bien ?

残暑お見舞い申し上げます。

日本はいつものごとく猛暑ですか?
暑かったり寒かったり、ということを聞きましたが。

パリは今ごろになってまた暑くなってきました。
今週いっぱいはこの暑さが続くそうです。

というわけで、気候に関するいくつかのフランス語表現をかいつまんでご紹介。
まずは夏らしく・・・

Il fait chaud.

「暑い。」(気候が暑いと感じたとき)

Il fait bien chaud.
イルフェ ビャンショー
「なかなかに暑いなぁ。」

Il fait ・・・ で「(気候が)・・・だ。」という意味になるので、chaud の部分をいろいろなことばに置き換えて使えます。

では、自分が暑い(熱い?)と感じたときには

J’ai chaud.
ジェショー
「暑い。」

でもこれ、使うシチュエーションをまちがえると「わたしは熱くなっている(=興奮している!)」という意味になっちゃうので気をつけて♪

これは危機一髪だったりしたとき、「あー、危なかったぜ!」という意味でも使えます。

J’ai eu chaud !
ジェユショー!
「危ないところだった!」「ドキドキした!」

身体的な危機一髪だけじゃなく、精神的な危機一髪、たとえばゲームで負けそうになったとき、追い込まれていて逃れられたとき、彼女が高い買い物をしようとして結局やめたときなんかにも使えます♪

MAILLET 家でどんなことが起こってるのかがバレちゃいますね♪♪♪)

ちなみに、これだと「食べ物・飲み物」などが「熱い」になります。

C’est chaud.
セショー
「熱い。」

つぎに、日本だったら毎日使えそうなことば。

Il fait lourd.

「蒸し暑くてじとじとする。」

lourd は重いとか重苦しいとかいう意味。
気候を表現するとこうなります。

フランスではひと夏に少なくて2〜3日(わたしの感覚で、ね)多くて1週間しか使う機会がないのがこれ。

C’est la canicule !

「こりゃ猛暑だよ!」

でも日本だったら毎日かな?

暑い、ではなく「暖かい」というには?

Il fait doux.

「ぽかぽかする。」(温暖な)

doux は「暖かい」のほかに「甘い」「やさしい」という意味があり、なんとなく「心地よい」というニュアンスがあります。

でもこれはむしろ、初春や秋から冬に使うことばです。

それじゃ、暑くも寒くもなく、ちょうどいいときは?

Il fait bon.

「過ごしやすい天気だ。」

さて・・・パリの今年の夏は、ほぼ毎日こんな感じでした。

Il fait frais.

「涼しいなぁ。」

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パリは今年は本当に夏らしい夏じゃなくって、ときにはカーディガン le gilet なんかを着て過ごしています。
たまに寒いときなんかは、綿のコート le manteau en coton を着ている人も。

せっかく出しておいた夏のワンピースを、着れないまましまうのかと思うとなんだかとっても淋しいです・・・。