Vente au kilo ・・・ はかり売り。
Coucou !
Ça va bien ?
日本語で「5キロ」といったら、あなたはなにを思い浮かべる?
じゃがいもの話をしてるときには「5キログラム」、ジョギングの話をしているときには「5キロメートル」だよね。
フランス語で 5 kilos というとき、それはつねに、重さの 5 kilogrammes「5キログラム」をあらわします。
「5キロメートル」と距離をいいたい場合には、5 kilomètres とすべていってあげなくてはいけません。
というわけで今日は、フランスの Vente au kilo う゛ぉんトーキロ「キロ販売(量り売り)」について。
といっても特別なものじゃないの。
スーパーでもマルシェでも八百屋さんでも魚屋さんでも、値段は「キログラム当たり」いくら、で表示されています。
エビ 24,99€ とか、サバ 18,99€ とか、りんご 3.99€ とか。
最初はあまりの高さにいちいちビビってましたが、つかう分だけ包んでもらえば、まぁ日本よりは高いと感じるけれどそれなりの値段になるのでだいじょうぶ♬
ちなみに、上のエビやサバの例で書いたように、フランス語での小数点は , (← 見える?)であらわします。
これを virgule ヴィるギュル といいます。
変わって、3桁ごとの数字の区切りには、なにもしないか、スペースを入れます。
書いてみるとこんな感じ ↓↓↓
アンミリヨン デゥーそんトろんトゥキャトるミル サンそんソワそんトゥセットゥ ヴィるギュル キャトるヴァンヌフ
「百 二十三万四千 五百六十七 点 八十九」(= 1,234,567.89)
英語や日本語とぜんぜんちがいますね。
小数点以下も、ふた桁の数字として読んでいるところに注意。
しかし読みがながえらく長い!!!
さて、本題にもどって。
「キロいくら」っていうのはふつう “24,99€ le kilo” とか “24,99€ / kg” って感じで札が立っています。
「1個いくら」のときには “2,99€ la pièce” や “2,99€ / pièce” なんて書かれてます。
そのむかし、近所の八百屋さんで撮った写真。
値札の上のところに la pièce と書かれてますね。
さっき小数点ふた桁の数字の読み方をご紹介しましたが、ユーロというお金の単位がつくとまた変わってきます。
写真の値札を読んでみると
デゥーズーろ キャトるヴァンディス
と、小数点の代わりにユーロを入れます。
サンティーム(ユーロ以下のお金の単位)は基本、ユーロの桁が「ゼロ」になるとき以外いいません。
そのうち単位をいろいろ変えながら、数字の読み方にトライしてみましょ♪
フランスに、わたしが大好きな Emmaüs エマユス というシステムがあります。
日本にある「救世軍バザー」みたいな感じ?
不要品やもう着ない服、読み終わった本などをもっていくと、無料で引き取ってくれます。
Emmaüs には仕事のないひとやお金・家のないひとが働いていて、集まった不要品を修理したり、掃除したり、磨いたりして売れる状態にし、フランス各地にある店舗で販売して利益にすることで、お金や仕事を得ているのだそうです。
師匠の実家があるシャテルローの、いくつも展示棟がならんだ大きな会場で、年に2〜3回、Emmaüs の la grande braderie ラ グらんドゥブらドゥりー「大売り出し・大バーゲン」が開催されます。Vente au kilo です。
入り口を入ると45リットルくらいの大きな透明ビニールぶくろをわたされます。
たくさんならんだ会議机のようなテーブルの上に、興味のないひとが見たらゴミの陳列みたいにして、不要品やガラクタがところ狭しと無造作にとならべられていて、体育館のような会場のあちらこちらに ”3€ le kilo” と書かれた札が下がっています。
そしてお会計は、出口そばにテーブルがいくつかあり、それぞれにハカリやら体重計やらが置いてあるので、欲しいものを詰めたビニールぶくろを計ってもらって、その分のお金を払えば終了です。
10年ほど前、わたしがまだフランスに来たてのころは、”1€ le kilo” だったんだけどね。
そして、手が届かず憧れでしかなかった「ファイヤーキング」のジェダイシリーズをゲットしたのもここでした♬
古着屋さんでも Kilo Shop なんてのがレピュブリックにあったっけな。
実際入ってみたら、1点いくら、だったけど・・・ほかの店舗はキロ売りなのかな?
それからネットで調べていたら、
るパッサージョキロ
「量りアイロンがけ(?)」
なんて変わり種もあったよ♪
師匠もビックリ☆
ではまたね。
À bientôt !