COMME des GARÇONS

Coucou !!
今日はスカッと晴れて爽やかな関東地方です。

さて・・・冠詞。
みなさんはお好きですか?

わたしはあまり気にせずいつものように感覚でつかっていたのだけど、最近いただいたある質問にすぐには答えられず・・・。その疑問というのは、みなさんもご存じのブランド COMME des GARÇONS の名前について。

この COMME des GARÇONSdes の部分、des が正しいのか、それとも 定冠詞 les を用いたほうがふさわしいのか・・・

というものでした。
そこで、今日はそのへんもスカッと爽やかにしちゃいましょ♪

うまく説明できるかわからないけど気になるかたはつづきをどうぞ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

うーん・・・。
冠詞は、場合によって、文脈によって柔軟に変えてあげなくちゃいけない。
文法のニガテなわたしにうまく説明できるかな?

そもそも、ブランド側が出している COMME des GARÇONS の意味は「少年のように」だそうです。

師匠に分析してもらうと・・・

s’habiller comme des garçons
サビエ コムデギャルソン
「少年のように装う(着こなす)」

なので、comme les garçons とはいえないんだって。

なぜなら、les garçons は「すべての少年」になっちゃうから。
まず「すべての少年」が同じ格好をしていなければいけないことになるのです。

La barbe pousse comme les garçons.
ラバルブブゥス コムレギャルソン。
「(すべての)少年のようにヒゲが生える」

ならいえるんだって。
なぜなら、ヒゲはすべての男性に生えてくるから。
このニュアンス、分かるかな?

でも、けっして comme le garçon とはいわないんだって。

うまく説明できないけど・・・
「その(特定の)少年のように」って、ありえないもんね。

で・・・定冠詞をつかえないなら、単数の un と複数の des どっちをつかうの?

VOGUE の表紙が、ちょうど COMME des GARÇONS のコレクションのシーンでした。
たくさんのモデルさんが、舞台の上で COMME des GARÇONS の服をまとっています。

さて・・・そのうちのひとりをさしていう場合、

(s’habiller) comme un garçon
(サビエ)コムアンギャルソン

(s’habiller) comme des garçons
(サビエ)コムデギャルソン

両方いえるんだって。
(ひとり・複数の)少年のように、いろんな着こなしをする。

でも、この表紙に載ってるすべてのモデルさんをさすとき、またはそのうちの何人か、とにかく複数の対象をさすときは

(s’habiller) comme des garçons
(サビエ)コムデギャルソン

といわなくちゃいけないのだそうです。
なぜなら、みんなが「ひとりの少年のように」装えないから。

たぶん・・・理由はね。

というわけで、わたしたち不特定多数の女性に向けて「少年のように」というわけだから、comme des garçons がふさわしい、ってことですね。

またなんとなく感覚で聞いてしまったので、うまく理論立てて説明できないけどなんとなく分かるかしら?

というわけで・・・
うーん、なんか今回はスカッとしないなぁ。

すいません!
次はうまく説明できますように・・・