PLUS-QUE-PARFAIT ・・・ 大過去。

こないだのナゾをまだ解明していなかったので、ちょっとすっとばして説明しちゃいます。

さっきの過去のとらえ方でおはなししたように、過去には、時間を線(つづいている・つづいていた過去)と点(継続性のない過去)としてとらえるものと、時間の移り変わりにわけてとらえるものがあるわけです。
(なんか分かりにくい説明だなぁ・・・)

じゃあ、なぜこの会話の中で、大過去 Plus-que-parfait がつかわれているのか?

なぜ tu m’as promis とふつうに複合過去にならないのでしょう?

これは、ひとつの表現で、

tu m’avais dit
テュマヴェディ
「きみはわたしにいった」

tu m’avais promis
テュマヴェプロミ
「きみはわたしに約束した」

tu m’avais juré
テュマヴェジュレ
「きみはわたしに誓った」

などのことが

「きみはわたしにいった(約束した・誓った)のにもかかわらず、きみはそれを『実行しなかった(できなかった)』し、どうもこれからするようすもないらしい。」

というときの決まり文句だそうです。
いいたいことを文章にするなら・・・・・

Tu m’avais promis (, mais tu ne l’as pas encore fait).

と複合過去がはいってくるのです。
こうしてみると、「約束した(いった・誓った)」ことはそれ以前の過去になりますね?

でも、これをいつも全部いってたらキリがない!!

なので、tu m’avais promis となるのです。

ちなみに、例文の「きみはわたしに」だけじゃなくて「わたしからきみに」でもなんでも、誰でも、こういう場合には、Plus-que-parfait がつかわれます。

Je te l’avais bien dit !
ジュトゥラヴェビャンディ!
「だからあれほどいったじゃない!」

ご質問などあったらお気軽にどうぞ♪

それではまた明日!
À demain !!