Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº1 意思・願望

Coucou !!

6月3日の DELF 本番まで、あと2ヵ月!
ノートにかりかり、本気のお勉強中。
このブログも、試験にパスするまでは、マジモードのフランス語練習帳みたいになっちゃうかもしれないけど、どうぞよろしくお願いします。

ちょっとニュートラルに気もちを切り替えてみるとね。
自分の弱点がいっぱいいっぱい見えてきます・・・。

日常の会話で出てこないような、堅い動詞に弱いなぁ、とか、ontu ばっかりつかってるせいで、1・2人称の活用がなってないなぁ・・・とか。

そしてイマイチなのが、今日のタイトル「接続法」について。

よくつかう vouloirfalloir, ne pas croirepour que, avant que, quoi que のあとが接続法になるっていうくらいしか知らなかったり・・・。

なので、ちょっと復習してみたいと思います。
直説法もおわってないのに、いきなりなにもかもスッ飛ばしちゃいます、ゴメンナサイ!

それから、しばらくはこのブログ、「学校行かずに接続法!」になっちゃうかも。
この機会にぜひ、いっしょに「接続法博士」になりましょう♪

たまには息抜きに楽しいこともしようとは企んでいるので、どうぞよろしくおつきあいくださいませ。

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昨日もちらっと書いた quoi que ce soit
この soit の部分が接続法です。

動詞 être の三人称単数、接続法現在です。

接続法はフランス語で subjonctif スュブジョンクティフ っていいます。
フランス語で授業を受けるときや、フランス語の文法書や辞書を見るときに役立ててね。

では、不規則動詞 ÊTRE の接続法を見てみましょう。

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動詞 ÊTRE 「・・・である」etc.

直説法現在

je suis
tu es
il est
nous sommes
vous êtes
ils sont

接続法現在

que je sois
que tu sois
qu’il soit
que nous soyons
que vous soyez
qu’ils soient

原則的な活用はもっとカンタンなので、心配しないでね♪

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さてこの接続法、どんなときにつかうのでしょう?

わたしの愛用している現代フランス広文典とわたしが基本を学んだ「基本フランス語文法」を見ながら、ちょっとずつすすめていきたいと思います。

直説法(いちばんノーマルな活用)は現実の世界を、条件法は「○○だったら・・・だろう。」なんていう「もしも」の世界をそれぞれ表現しています。
そして接続法はといえば、「・・・だといいなぁ。」「・・・なことはうれしい。」「・・・なのは頭にくる。」「・・・することが必要だ。」などなど、単なる思考、感情を可能性としてあらわすもの、とあります。

現代フランス広文典ではこう説明されています。

「動詞があらわす行為に話し手の判断が介入しない叙法。」

ここでの「動詞」とは、接続法に活用されるほうの動詞です。

今日は第1弾、名詞節での接続法。
主節が意思(命令・禁止・願望)をあらわす場合について。

que の前にくるもの、つまり「・・・ということを○○だ。」の下線の部分(主節)が「意思・命令・禁止・願望」をあらわすとき、que のうしろ(従属節)には接続法をおいてあげます。

この「・・・ということ」の部分が名詞節になるのですね。
そして、接続法におかれた「・・・ということ」が話し手の観念上のものであることをあらわすのです。

たとえば「あなたが来てくれることを願います。」という文章、「あなたが来てくれること」はこの話し手には決められませんね。

理屈がよく分からなかったら「この動詞 + que のあとには接続法のこれ」と、文章全体を発音したときの音で覚えちゃえばいいと思います。

練習のために自分で例文をつくってみます。

師匠にチェックしてもらってあるのでだいじょうぶ。
声に出して練習してみてくださいね♪

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* VOULOIR que + 接続法 「・・・であって欲しい」


Tu veux que nous lisions ce livre ensemble ?
「きみはこの本をいっしょに読みたいの?」


Je voudrais qu’il vienne demain.
「明日彼が来るといいんだけど。」

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* AIMER que + 接続法 「・・・したい」


J’aimerais que tu viennes au Japon.
「きみが日本に来たらいいな。」


Elle aimerait bien qu’il fasse beau lundi, car elle compte aller au parc.
「彼女は月曜日がいい天気であって欲しいと思う。なぜなら公園に行くつもりだから。」

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* SOUHAITER que + 接続法 「・・・を望む・願う」


Je souhaite qu’on puisse se voir en France.
「わたしたちがフランスで会えることを望んでいます。」


Je souhaite que vous réussissiez dans tous vos projets.
「あなたが、あなたの全てのプロジェクトにおいて成功されることを願っています。」

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* PRÉFÉRER que + 接続法 「・・・(のほう)を好む」


Je préfère qu’on se revoie demain pour continuer cette discussion.
「わたしは、明日またお会いして、このディスカッションを続けるほうが好ましいです。」


Préfères-tu qu’on prenne ce train ou le suivant ?
「この電車に乗る?それとも次のがいい?」

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* PERMETTRE que + 接続法 「・・・を許す」


Le patron a permis que vous partiez en avance ce soir.
「上司はあなたに、今夜早めに帰ることを許可しました。」

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* DÉFENDRE [INTERDIRE] que + 接続法 「・・・を禁じる」


Ma mère a interdit que nous jouions avec le chien des voisins.
「母はわたしたちに、近所の犬と遊ぶことを禁止した。」

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* ATTENDRE que + 接続法 「・・・を待つ」


Elle attend qu’il ait fini son travail.
「彼女は、彼が仕事を終わらせるのを待っている。」

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* EMPÉCHER que + 接続法 「・・・を妨げる」


Comment empêcher qu’un accident ne se reproduise sur cette route ?
「この道路で再び事故が起きるのを、どう防げばいいだろう?」

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そのほかの動詞ではこんなものたちのうしろが que + 接続法になります。

accorder アコルデ 「許す」
demander ドゥマンデ 「求める」
entendre アンターンドル 「欲する」
exiger エグズィジェ 「要求する」
prétendre プレターンドル 「要求する」
souhaiter スウェテ 「望む」
désirer デズィレ 「望む・欲する」

ほかにもあるけど、それはちょっとずつ覚えましょう♪

それじゃ、また明日!!
À demain !!

Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº1 意思・願望
Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº2 感情
Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº3 否定・疑問
Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº4 非人称構文