フランス語らしく話す ・・・ Nº2 母音 E が消える場所
Coucou !!
今日は、子音にいくまえに、ちょっぴり昨日の補足♪
どんな組み合わせで母音 E をおとすのか、どうも教科書のお手本どおりには発音されてないように聞こえるので師匠にくわしく訊いてみました。
やっぱりね、ひとによって、話し方がちがうんだって。
大切なのは相手に伝わることだから、それさえできれば自分が発音しやすいようにやっていいんだよ、と師匠からです。
それでも、発音しにくいという理由で、おっことせない場所も。
いくつかのパターンがあるので、じっくり聞きくらべてみましょう。
練習用の、3段階のスピードの音声も追加しました。
ほかのものも、ちょっと練習してよりフランス語らしくなってます。
ぜひ、聞き直してみてくださいね!
今回はふたつの例文を用意してみたよ。
発音はネイティヴではないわたしのものだけど、師匠のきびしい監修を受けて、何度も作りなおしました!
なので安心して聞きくらべてね♪
最初のこれは、ほかと聞きくらべられるように、文末以外のぜんぶの母音 E をのこしています。
Je te remercie.
「どうもありがとう。」
さて・・・こんどはわたしが本を読んで学んだいい方。
ふたつめの母音 E をおとしてます。
ひとつめとみっつめはのこってるから、注意して聞いてみてね。
Je t’remercie.
つぎは師匠のいい方。
ひとつめとみっつめの母音 E をおとしてます。
だから、上のものとまったく逆。
この例文では、つづいてる母音 E をおとすととっても発音しづらくなっちゃうから・・・なんだって。
J’te r’mercie.
最後は、ひとつめ・ふたつめの母音 E はのこして、みっつめだけおとしたもの、こんないい方もあるんだって。
Je te r’mercie.
どう?ちがいが分かったかな?
けっこう聞こえ方にちがいがあるよね。
フランス語も話すひとが変わると、慣れるまで聞き取りにくいのは、母音 E をおとす場所がそれぞれちがうから、こんな微妙な音のちがいも影響しているからなのかしら。
うえのみっつの発音を、練習用に、ゆっくりなもの・ふつう・ナチュラルスピードで発音してみました。
だんだんスピードをあげて練習してみてね。
Je t’remercie.
J’te r’mercie.
Je te r’mercie.
Je t’remercie. は、いいにくいようだったら t’re– の部分を trop や très な感じでいってみるとうまくいくと思うよ。
さあ、つぎの例文いってみましょ♪
これも同じく、文末以外の E を発音したもの。
これから出てくるものとの音のちがいをよぉーく聞きくらべてみてね。
Je te demande.
「キミに頼んでるんだ。」
そして、わたしの習ったいい方。
でもね、ここでは t’ とつづく d の音が前回説明したとおり、おなじで有声か無声かのちがいだけなので、日本人のわたしにはとっても発音しにくいです。
これもありなんだけど、やっぱり規則どおりじゃなく臨機応変にしてあげたほうがいいのかもね。
Je t’demande.
つぎは師匠のいい方。
なんとなくこっちのほうが、フランス語らしく聞こえるのは気のせい?
師匠の発音に耳がなれてしまったからでしょうか・・・?
J’te d’mande.
そして最後に、ひとつめの例文と同じくみっつめだけおとすいい方。
Je te d’mande.
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いちおうこれが、基本3パターンみたいです。
みなさん、それぞれの発音、ちがいが聞き取れましたか?
こんどこそ、子音が聞こえなくなっちゃう怪奇現象について、くわしくみてみましょうね♪
これさえつかんじゃえば、聞き取りにも役立つし、練習すれば自分でも早く話せるようになることまちがいなし!だよ。
それじゃ、また明日!
Bon après-midi !!