Étiquette ・・・ 値札・タグ・ラベル。

Coucou !

焼きビーフンを作ろうと野菜をきざんでいたら、ピーマンにじかに貼られた étiquette がしぶとくて、全然はがれない!
流水につけながら格闘すること5分あまり、やっと取れました。

こっちって、何にでもベタベタ étiquette を貼るのよね。

いちばん最悪なのが、紙モノ。
ポストカードとか、紙製のファイルとか、美術用の大判の紙とかにもベッタリ étiquette が貼られています。
取ろうとするともちろん、貼ってあった面はビリビリに・・・。

ちょっと考えれば「どうなるか」分かることだと思うんだけど、どうしてそういうことするんだろう?

というわけで、今回は étiquette について。

Étiquette エティケットゥ と聞いて日本人がすぐ思い浮かべるのは、「マナー」的な意味でしょうか?

でもこのことば、日本語での外来語「エチケット」の意味でつかわれるのを、わたしはまだ聞いたことがないなぁ。
わたしの周りのフランス人に、「エチケット」について話す人がいないから?

(ちなみにプチロワで「エチケット」をあらわすフランス語を調べると、いちばん最後の項目に「公式な」という但し書きとともに étiquette が紹介されています)

フランス語で étiquette と聞いたらたいていは「値札、タグ、ラベル、名札」のほうを思い浮かべるの。
ひもやワイヤーでぶらさがってるものもそうだし、縫いつけてあるのもそうだし、貼ってあるものもそう。

ジャムのびんに貼ってある可愛らしいラベルも étiquette.
洋服の首や脇のところに縫いつけてある布製のも étiquette.
ソルド(バーゲン)で値段がでーんと書いてあるのも étiquette.
自分の名前を書いて旅行かばんにぶら下げる紙も étiquette.

ちなみに、ラベルではなく、飾りやあそびのシールやステッカーのことは un autocollant アンノートコろん と呼びます。
「自分で・くっつく」から?

そして、何かに貼りつけるものは adhésif/ve アデジフ/アデジヴ「粘着性の」という形容詞をつけて表現します。

Ruban adhésif
りゅぼん アデジフ
「粘着テープ」

Tissu adhésif
ティスュー アデジフ
「(洋裁の)接着芯」

ちなみのちなみに、ソルドでは色とりどりの丸い小さなシールを étiquette に貼り、その色によって割引率が分かる仕組みになっています。
たとえば、青のシールは30%オフ、みどりは40%オフ、赤は50%オフ、といった感じ。

この小さなシールを une gommette ユヌ ゴメットゥ といいます。

展覧会などで、キャプションに貼られた赤くて小さな丸シールを見かけると思うのですが、それは「売約済」のしるし。
あの赤いシールも gommette です。

Étiquette に関するほかの意味は、また機会のあるときにやりましょう♪
Larousse を見ていておもしろそうだなと思ったので。

今夜から、わたしと師匠はヴァカンスです♬♩♫♪♬
1週間、師匠の実家で羽を伸ばしてきます。

それではまたね。
A très bientôt !