Marquer un but ・・・ ゴールを決める。

Coucou !

フランス、勝ちましたね♬♩♫♪♬
Bravo les Bleus !!!

つぎはとうとう、les demi-finales !

というわけで、今日はサッカーでよくつかわれる動詞をあつめてみました。
サッカー解説でしょっちゅう耳にするので覚えちゃったものあり、師匠から訊き出したものあり。

ワールドカップ・・・というよりサッカー自体に興味ないひとも多いでしょうから、ふだんの用法もふくめてご紹介しようと思います。

Allez, c’est parti !

(↑↑↑ キックオフのときに解説者がいうことば)

Marquer un but
マるケ アンビュットゥ
「ゴールを決める」

Marquer は「マークする」ですね。
ほかのスポーツでもいろいろなことばをそえて「得点をあげる」「シュートを決める」などとあらわせます。
「選手をマークする」という意味でもつかわれるようです。

スポーツ以外では「印をつける」「表示する」「メモする、記入する」などの意味があります。

Centrer
そんトれ
「センタリングする、クロスをあげる」

これ、こないだのワールドカップのフランス語特集でもちらっと触れました。
ボールにかかわらず、文字やデザインを中央揃えにするときや、構図の中心やピントをまん中に置くときの「センタリング」にもつかえます。

Sur … といっしょで「○○に重きを置く」なんて意味も。

Centrer en retrait
そんトれ おんるトれ
「後方にセンタリングする」

ゴールラインぎりぎりのところからセンタリングするときなんかに聞こえてくることば。

Retrait とは動詞 Retirer るティれ 「引く」からきている「引くこと」という男性名詞で、「取り下げ、撤回」「収縮」「隠れ家」などの意味があります。

Retirer からきているものには retraite るトゥれットゥ という女性名詞もあり、こちらは「引退、定年」「後退」なんて意味。

Dégager
デガジェ

サッカーでは、自陣側からボールを遠くに飛ばすことをいいます。
つまり・・・自分のゴールへシュートされるのを邪魔しながら、ボールを場外や敵陣までロングキック(パスでもヘディングでも)すること。

これは、サッカー以外でもとってもつかわれる動詞です。
「開放する」「放つ」「(道や場所などを)空ける」「あらわにする」「取り出す」などなど。
わたしの中では「邪魔がなくてすっきりした状態にする」といったイメージ。

手伝おうと、わたしが余計な手出しをしようとするとすぐ師匠から

Dégage !
デガジュ!
「どいて!」(ぼくがやるからそこをどけ!的な感じ)

とのおことばが飛んできます♬

Dribbler
ドゥりブレ
「ドリブルする」

これはいろいろな球技共通ですね。
英語からいただいてます。

Faire une touche longue
フェーるュヌトゥーシュ ロング

Une touche とはタッチラインのこと。
つまりこれは、長ーくスローインすること。

Longue をのぞけば、ただの「スローインする」ですね。
師匠、なんかしらくっつけて格好よくしたかったみたい♪

Tirer le maillot
ティレ ルマイヨ
「ジャージを引っぱる」

これはディフェンスに関することばですね。

Tirer は「引く」。
いろんな意味の「引く、引き出す、引っぱる」をカバーできます。
「引き出し」とか「印刷・現像」とか「くじ」とか。

ピストルなどで「撃つ」、花火などを「打ち上げる」という表現もあります。

だからもちろんサッカーで、単純に tirer といえばつまり「シュートを打つ」なんて意味でつかえます。

Maillot はこれから始まる le Tour de France トゥーるドゥフらんス(ツール・ド・フランス)にも出てきますね。
Le maillot jaune ルマイヨジョーヌ でイエロー・ジャージです。

Tacler
タクレ

これは「スライディングをする」こと。

辞書には「タックルする」と載っていますが、いわゆるタックル(体当たり)ではないそう。
スライディングです。

Tacler par derrière
タクレ パるデりエーる
「後ろからスライディングする」

Tacler dans la surface
タクレ どんラスュるファス
「ペナルティエリアでスライディングする」
(これやると PK になっちゃいます!)

Faire une tête plongeante
フェーるュヌテットゥ プロンじょんトゥ
「ダイビングヘッドする」

Faire une tête で「ヘディングする」。
Faire は名詞をうしろにつければ「・・・をする」といえます。

ちなみに、faire la tête と定冠詞をつけてしまうと「(すねて)ぷんぷんする」という感じになっちゃうので気をつけて!
ヘディングの頭につけるのは une ですよ!

Plongeant(e)plonger「飛び込む、潜る」からきた形容詞です。

ちなみにこれも、カッコイイからと、師匠がみなさんにぜひとも覚えてもらいたいことばだったようです♬

Aller
アレ
「行く、進む」

シュートのチャンスが作れそうないい場面になるとみんな、“Allez allez allez allez !!!!!”「行け行け行け行け!!!」と叫びます♬

Avancer
アう゛ぉんセ
「前進する」

Reculer
るキュレ
「後退する」

これはこのままですね♪

Défenseurs(ディフェンダーたち)がゴール前にひとりもいなくなっちゃったときとか、gardien(キーパー)が前に出すぎてヤバイ場面とかで、“Reculez, reculez !!!”「下がって下がって!」ってよく師匠が叫んでます!

Se procurer une occasion
スプろキュれ ユノカズィオン

Se procurer は、自らの力で「手に入れる、引き寄せる、得る」ということ。
Une occasion は「チャンス、機会」。

つまりこれは、「自分で(点を入れられるような)チャンスを作る・探しに行く」ことだそう。

Égaliser
エガリゼ
「追いつく、同点にする」

Égal(e) は「平等な、同等な」という形容詞。
Égaliser という動詞は「平等化する、同等化する」といった意味になります。

そのほかに、「平にする」「ならす」「そろえる」なんて意味もあります。

逆に1点入れたら?

Prendre l’avantage
プろんドる ラう゛ぉんタージュ

Avantage はアドヴァンテージ、ですね。
「優位に立つ」という感じ?

Se qualifier
スカリフィエ

これはスポーツに特化した表現だそうで、「○○への出場資格を得る」という意味。

La France s’est qualifiée pour les demi-finales de la Coupe du Monde.
ラフらんス セカリフィエ プゥるレドゥミフィナル ドゥラクゥプデュモンドゥ.
「フランスは準決勝に進出した。」

Qualifier では「・・・の資格を与える」「・・・を形容する」「名づける」「呼ぶ」などの意味があるそう。(プチロワ参照)

Éliminer
エリミネ

「除去する、抹消する、排除する」なんて意味なのがこの動詞。
スポーツでは、トーナメントや予選などで「・・・を破る、・・・に勝つ」という意味。

わたしが聞くのは être éliminé(e) のこの形。
たとえば・・・

Le Japon est éliminé.
ルジャポン エテリミネ.
「日本は敗退した。」

・・・涙。

♪ 今日のおすすめ ♪

あたらしい単語を覚えるとき、日本語のひとつの意味だけをインプットせずに、そのことばがふくむいろいろな意味やニュアンスに共通するイメージを大きく頭に描いてみてね。ことばそのもののもつ、太い幹が見えてきます。あちこちにのびた根っこの部分で、ほかの単語やほかの表現とつながることもあります。

それと同時に発音してみるといいかも。ことばのイメージが音とむすびついて、あとから呼び出しやすくなります。

火曜はいよいよ準決勝1戦目、フランス語圏同士の対決!

うーん。
フランスに勝ってほしいような、でも日本を倒したベルギーに最後まで突破してほしいような・・・♬

いやいや、そんなこといってちゃダメね。
打倒ベルギー、そして祈・決勝進出!!!!!

それじゃ、またね。
A très bientôt !