女を見抜く。nº1 名詞 -eur

Coucou !!

フランス語のなにがめんどくさそうって、やっぱり名詞に「男」と「女」の区別があるところかな?
だいたいの文法書には、法則はないので地道に覚えるしかない、って書いてあるはず。

でも、なんとなくでもコツとか見分け方が分かったらだいぶ楽になるよね。

わたしは、ある程度はスペルから見分けられると思うんだ。
もちろんここでも例外はたくさんあるけれどね。

そんなのしょうがないから、クイズ感覚で楽しんじゃおう♪

2択だもん、当たる確率は50%、そして今日からご紹介する「なんとな〜く」を覚えたら、たぶん確率は91%くらいにはあがるんじゃないかなぁ。

それではいってみましょう、男と女の見分け方。
なかには女装好きもいるから気をつけて!

まず簡単なのは、形容詞や動詞からできた(きている)名詞。
これはほとんど99%くらい、勘だけでいけちゃいます。
数えたことないから本当はどうかしらないよ。

痛む douloir(今はない動詞)
痛み douleur

甘い・心地よい doux/ce
甘さ・心地よさ douceur

なんて感じね。
おっと、その全部が女性名詞なんじゃなくって、男女の見分け方がほぼ確実、ってことね。

ちなみに、抽象名詞につく場合、この語尾の -eur は「性質」をあらわすのだそうです。

ではさっそく、女性名詞を見抜いてみましょう♪

* 動詞から名詞 語尾が -eur

douleur
ドゥルール「痛み」
([古]douloir「苦しむ、痛む」より)

valeur
ヴァルール「価値」
valoir「価値がある」より)

odeur
オデゥール「におい」
([古]odorer「嗅ぐ」より)

vapeur
ヴァプール「蒸気」
vaporiser「蒸発させる」より)

erreur
エルール「ミス」
([古]errer「間違える」より)

fleur
フルール「花」
fleurir「花が咲く」より)

couleur
クゥルール「色」
colorer「色をつける、染める」より)

* 形容詞から名詞 語尾が -eur

douceur
ドゥスール「心地よさ、優しさ」
doux/ce「甘い、心地よい、優しい」より)

chaleur
シャルール「暑さ、熱心さ」
chaud(e)「暑い、熱い」より)

humeur
ユムール「気分、性分」
humide「湿った」より)

hauteur
オテゥール「高さ」
haut(e)「高い」より)

horreur
オルール「恐怖」
horrible「恐ろしい」より)

ただし、「・・・するもの・ひと」という意味で、つまり職業の名前や「・・・マシン」ってかんじで語尾に -eur がつくものは男性名詞だよ。
気をつけてね!!

*「・・・するもの・ひと」 語尾が -eur で男性名詞

danseur
ダンスール「ダンサー」
danser「踊る」より)

docteur
ドクトゥール「医者」
([古]docere「教育する、教える」過去分詞より)

chanteur
シャントゥール「歌手」
chanter「歌う」より)

menteur
マントゥール「ウソつき」
menter「嘘をつく」より)

ascenseur
アサンスール「エレベーター」
ascension「上昇」より)

ventilateur
ヴァンティラトゥール「扇風機」
ventiler「通風をよくする」より)

aspirateur
アスピラトゥール「掃除機」
aspirer「吸いこむ」より)

* そのほか 語尾が -eur で男性名詞

bonheur
ボヌール「幸せ」
bon「よい」+[古]heur「幸運」→複合男性名詞なので)

malheur
マルール「不幸せ」
mal「悪い」+[古]heur「幸運」→複合男性名詞なので)

honneur
オヌール「名誉」
(不明ですが、高位高官なんて男性の職業も表すから?)

coeur
クール「心、心臓」
(不明ですが・・・ *1 参照)

この形には形容詞の男性形もあります。
今は名詞のおはなしだからね!!

*1) 同じ1080年に「勇気」courage [m.] と同じ語源をもって
出てきたこのことば、17世紀終わりまではこの courage
「心臓、心、心持ち」の意味でつかわれていたようです。

やっぱりね、これも暗記じゃなくって、なんといってもたくさんのフランス語にふれること!

そこから、自分なりの感覚を磨いていけば、いろんな発見ができてオモシロイよ♪

つぎは、女性名詞の見抜き方をほかの語尾で見てみましょう。

それでは、また明日!!
À demain !!