Connard と Renard ・・・ フランス語の語彙

Coucou !!

今日はわたしがしてしまった、フランス語に関するとんでもなく恥ずかしい失敗のお話。

師匠が来日中のある日、いっしょに吉祥寺の伊勢丹にある美術館に行きました。
その日はちょうど、わたしの好きな五味太郎さんの絵本原画の展示で、いろいろな作品をおもしろおかしく眺めてまわりました。

五味太郎さんといえば、しかけ絵本の達人。

クリスマスにサンタさんがいろいろな動物のおうちをまわって、くり抜かれた窓から見えた耳なんかを頼りにしながらそれぞれにあったプレゼントを置いていく、でも早とちりでとんちんかんなプレゼントになっちゃう。

そんな絵本の原画をみながら、ストーリーとしかけのおもしろさを、師匠にフランス語で師匠に説明していました。

そんな中、キツネの耳だけが窓からのぞいている原画の前で

C’est un connard.
セッタンコナール.

と説明しました。
「これはキツネ。」といったつもりだったのですが、Quoi ?! と師匠はびっくりして声を大きくしました。

Tu vois pas ? Ça c’est un connard.
テュヴォワパ?サセ アンコナール.
「わからないの?コナールだってば。」

ちょっとイラッとしたわたしがなんどかくり返したあと、師匠はひらめいたようすで

Un renard, tu veux dire ?
アンルナール、テュヴディール?
「ルナール(キツネ)っていいたいの?」

その瞬間、わたしは真っ赤になって師匠は大笑い!
わたしももう笑ってごまかすしかありませんでした。

Connard (conasse) とは「バカ」というフランス語。
みなさんごぞんじの con/ne よりも強くてあまりお上品でないことば。

わたし、「これはバカ野郎だよ♪」なんて連呼してたんですね、かわいいキツネちゃんを前にして。