IDÉAL と IDIOT
Coucou !!
Raymond Queneau の Exercices De Style を読んでて・・・
「どんより曇った日本晴れ 生まれたばかりの婆さんが 85、6の孫つれて」
ということばあそびを思いだしちゃった。
そういえば、日本語版 Exercices De Style のレビューに「ラーメンズがすすめてたから読んだけど、あんまり笑えなかった。」ってあったっけ。
ゲラゲラな笑いを期待しちゃダメかも。
原文でも、思わずニヤリッて感じだもの。
ラーメンズが「好きだ」っていうの、わかるなー。
子どもたちにはたしかにウケると思うよ、ナンセンスなことばあそびとか大好きだもんね!
さてさて、最近コムズカシイ話題がつづいてたのでこのへんで、笑えないおバカな失敗談をひとつ。
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フランス語人生1年目ころの話。
そう、車でいうならわかばマークがやっと取れて調子にのってる、いちばん危なっかしい時期。
ある日、いつものように Stef といういちばん古いともだちとおしゃべりしてました。
彼のご両親のとっても仲むつまじい様子を聞いて、
とすかさずいったわたし。
われながら(おお、こんなことばよく出てきたじゃん!)(よっしゃー!)なんて1本とったような爽快な気分でした。
ところが、Stef の目は(・_・)になり、イヤ〜な感じの沈黙が・・・
「・・・・・キキ、今なんていった?」
Donc, je t’ai dit que c’est idio… ARGGGGGGGGG !!!
「だから、それはイディオ・・・あ゙ーーーー!!」
Andouille なわたしは、にっこにこしながら C’est idéal !! といったつもりが
「愚かだね! Stef のご両親」
と口走っていたのでした。
自分のまちがいに気づいたときには遅かった・・・
いっちゃったものはもう口の中にはもどらない。
Tu sais, je voulais dire IDÉAL !!! Vraiment Désolée ! Pas IDIOT !!!
「愚かじゃなくって、ちがうんだよ!!わかるよね?理想的だっていいたかったの、ごめん!!!」
(当時のわたしがこんなふうにうまくいえてたハズはない・・・)
となんども取り繕おうとしたんだけど、ユーモアと皮肉からできてるような切り返しの速い彼も、さすがにその日は1日不機嫌なままでした・・・
当たり前だよね。
それからは決して IDÉAL と IDIOT をまちがえなくなりました。
みなさんに幸あれ!!!