Au clair de la lune のひみつ。<4>

Coucou !!

本日はいよいよ Au Clair de la Lune の驚愕の結末です!
さっそくどうぞ。

Au clair de la lune

Au clair de la lune
Mon ami Pierrot
Prête-moi ta plume
Pour écrire un mot.

Ma chandelle est morte
Je n’ai plus de feu
Ouvre-moi ta porte
Pour l’amour de Dieu.

Au clair de la lune
Pierrot répondit :
“Je n’ai pas de plume
Je suis dans mon lit.

Vas chez la voisine
Je crois qu’elle y est
Car dans sa cuisine
On bat le briquet”.

Au clair de la lune
L’aimable Lubin
Frappe chez la brune
Elle répond soudain :

“Qui frappe de la sorte ?”
Il dit à son tour :
“Ouvrez votre porte
Pour le dieu d’Amour”.

Au clair de la lune
On n’y voit qu’un peu
On chercha la plume
On chercha du feu.

En cherchant de la sorte
Je ne sais ce qu’on trouva
Mais je sais que la porte
Sur eux se ferma.

On n’y voit qu’un peu

ここで出てくる ne … que … とは
「○○しか・・・ない」という否定表現です。

中性代名詞 y前回説明しましたね。
ここでは「そこに」という意味でつかわれています。

On chercha la plume On chercha du feu.

On は「だれ」と言い切りたくないときの「だれか」としたり「わたしたち」だったり「かれら」だったり。
解釈は読み手・聞き手にまかせている感じのときもあります。

でもここでは「彼ら」・・・つまり「羽根ペンと灯りを探している主人公」= Lubin と「ピエローのご近所さん」= la brune = la voisine をあらわしています。

Chercha は動詞 chercher単純過去

En cherchant de la sorte Je ne sais ce qu’on trouva

このふたつは順番を変えたほうがわかりやすいかな?

Je ne sais ce qu’on trouva
En cherchant de la sorte

これでみてみましょう。

En cherchant = en + 現在分詞

これをジェロンディフといいます。
ジェロンディフにはいろいろな用法がありますが、「・・・しながら」「・・・すれば」などちょっとややこしいので、あとでくわしくやろうと思います♪

ここでのジェロンディフは「方法」をあらわしています。
De la sorte とは、昨日ご紹介できなかったのですが「こんなふうに・なんとなく」という意味。
(昨日の記事に追記しておきました)

Mais je sais que la porte Sur eux se ferma.

Se ferma(単純過去)で「(ひとりでに)閉まった」。
Sur soi で「・・・の背後で」となるので Sur eux では「彼らの背後で」ですね。

それじゃ、4番の歌詞をみてみましょ♪

月のひかりのもと
彼らは ほんのちょっとしか見えませんでした
彼らは羽根ペンをさがしました
彼らは灯りをさがしました

そんなふうにさぐりながら
彼らがなにを見つけたのかは分かりません
でも わたしは知っています
とびらが 彼らの背後で閉まったことを

ここから想像できるのが・・・ね?

それでは、1番から3番までの歌詞をとおして読んでみましょう♪

月のひかりのもと モナミ・ピエロー
お願いだから きみの羽根ペンを貸してくれよ
手紙を書きたいんだ

ぼくのろうそくは消えてしまった
もう火がないんだ
お願いだから きみの扉を開けてくれよ

月のひかりのもと
ピエローはこたえました
「ぼく羽根ペンはもっていないよ
 ベッドの中にいるんだ

 おとなりさんのうちへお行きよ
 彼女ならいると思うよ
 だってあそこんちの台所では
 だれかが火打ち石を打っているから」

月のひかりのもと
やさしいリュバンは
茶髪の彼女の家のとびらをたたきました
彼女はふいにこたえます

「こんなふうにたたいているのは誰?」
彼の番にリュバンはいいます
「お願いだから開けてください
 愛の神さまに免じて」

月のひかりのもと
彼らは ほんのちょっとしか見えませんでした
彼らは羽根ペンをさがしました
彼らは灯りをさがしました

そんなふうにさぐりながら
彼らがなにを見つけたのかは分かりません
でも わたしは知っています
とびらが 彼らの背後で閉まったことを

あらあら・・・

L’aimable Lubin は、こんな夜更けにご近所さんのところにあがりこんじゃったのでしょうか?
あとはみなさんの想像力におまかせします♪

それじゃ、またね!!
À très bientôt !!