「はじめまして。」
今日は、はじめてあったときのあいさつ、そしてかるめに自己紹介。
「自己紹介します、ぼくの名前はアンリです。」
フランスでは(日本でも?)まず自分の名を名乗ってから、「はじめまして。」というのがふつうです。
で、それに応えるひとはまず相手に合わせて「はじめまして。」といってから、次に自分の名を名乗ります。
「はじめまして。」
enchanté(e) はもともと「とてもうれしい」という意味をもちます。
つまり、このことばに含まれるニュアンスは「お目にかかれて光栄です」みたいな感じ?
発音的には同じなのですが、文字にすれば、
女性がいう場合は enchantée
となります。
「あなたにお会いできて大変うれしく思います。」
Ravi de faire votre connaissance.
「あなたとお近づきになれて大変うれしく思います。」
この ravi(e) も「たいへんうれしい」という意味で、Je suis ravi(e) de 〜「わたしは〜ことがたいへんうれしいです。」の「わたしは」の部分を省いちゃってます。
女性がいう場合は同じく ravie になります。
では、誰かにほかの知り合いやともだちを紹介するには?
KiKi : Antoine, je te présente mon ami Henri. Antoine, Henri. Henri, Antoine.
「アントワーヌ、わたしのともだち、アンリを紹介するわ。アントワーヌ、アンリよ。アンリ、アントワーヌよ。」
Antoine : Enchanté.
「はじめまして。」
Henri : Moi de même.
「こちらこそ。」
これが一般的な、フランス流の紹介のしかた。
「アントワーヌ、アンリよ。」というときにはアントワーヌのほうを見ながら、エレベーターのお姉さんのようにアンリのほうに手をかざします。そして次に「アンリ、アントワーヌよ。」というときにはさっきと逆のジェスチャーをします。(ちなみに、どちらを先に紹介してもかまわないそう。)
覚えておくと、ともだち同士を引き合わせるとき、とても役に立つんじゃないかしら。
いろんな出会いのあいさつのあとにすぐつづく「げんき?」については、また次回にご紹介します。
今日のフランス語単語・重要表現
* me présente : se présenter
「自己紹介する」一・単・直・現
* m’appelle : s’appeler
「〜という名前である」一・単・直・現
* ravi(e) :「とてもうれしい」
* de + 不定詞 : 〜することを
* vous : あなたに
* rencontrer : 出会う
* faire : 成す
* votre : あなたの
* connaissance : 知り合い、知り合うこと
* présente : présenter
「(人を)紹介する、引き合わせる」一・単・直・現
* mon : わたしの
* ami : ともだち(男性。女性は amie)
* moi de même =「こちらこそ、わたしもです」