Abréviation ・・・ 略語。
Coucou !!
むっちゃくちゃお久しぶりでごめんなさい。
しばらく浮世離れした人生を送っていました♪
そして、なんとなんと、1年契約で師匠が日本で暮らすことになりました。
だから職探し&履歴書・職務経歴書づくりの毎日です。
経歴書のことをフランス語では C.V. といいます。
(英語でも・・・でしたよね?)
Curriculum Vitae(ラテン語から)の略です。
といえば、前回の記事で
ちなみに、U.H.T. のように、頭文字だけとった略語を abréviation アブレヴィアースィヨン とよびます。
フランス語にはやたらと多いので、このことばおぼえておいてね。
と書いちゃったのですが、こんなご質問をいただきました。
>> un sigle —-> S.N.C.F / T.G.V
>> un acronyme —-> OTAN / O.N.U
>> une abréviation —-> la clim (la climatisation)
>> と習ったのですが実際これらの使い分けって何かあるのでしょうか?
>> この考えでいくと U.H.T. は sigle になっちゃいますが。。。
わたしはまとめて abréviation と教わっていたので、これはとってもためになるご質問でした!!
なので、使い分けを師匠から伝授してもらいました。
そもそも、この une abréviation とは bref 「簡潔に、短く」ということばからきているそう。
ラテン語 brevis がもとになっています。
アンブレフ、○○○
「要するに(簡潔にいうと)○○○なのです。」
なんていうふうにつかわれます。
un aprem (après-midi) 「午後」
une clim (climatisation) 「エアコン」
のようにうしろを省略しちゃったことばも、頭文字をとった略語も、とにかく「短く簡潔に」あらわしたものは une abréviation といえます。
さてさて・・・
師匠にも、最初はのこりふたつのちがいが分かりませんでした。
で、すこし考えてから出た結論がこちら。
このスィグルというのは、頭文字だけとったら読めないもの。
ひとつひとつ、アルファベを読むしかないものです。
セヴェ
「履歴書」
A.N.P.E. (Agence nationale pour l’emploi)
アエヌペウー
「公共職業安定所」
S.N.C.F. (Société Nationale des Chemins de fer Français)
エスエヌセエフ
「フランス国有鉄道」
T.G.V. (train à grande vitesse)
テジェヴェ
「(フランスの)新幹線」
なので、細かい分類によれば
ユアッシュテー
「超高温」
は un sigle ということになります。
つぎに、頭文字だけとっても読めるものがこちら。
un acronyme : OTAN / ONU
アクロニムとはつまり、略語の頭文字たちをつなげて、ひとつのことばという単位で読むものです。
ほかにはこんなものが。
オヴニ
「未確認飛行物体」(U.F.O.)
SIDA / S.I.D.A. (syndrome d’immunodéficience acquise)
スィダ
「エイズ」(AIDS)
UNEF (Union Nationale des Étudiants de France)
ユネフ
「フランス学生連合」
見てもらえば分かるけど、略したことを意味するポワン . がありません。
フランス語を勉強しているひとたちに身近なものでは
デルフ
DALF (Diplôme Approfondi de Langue Française)
ダルフ
なんていうのがあるよね。
そして、こんなものもあるのだそう。
これ分かる?
一人称複数の主語代名詞 nous の略なんだって。
電話の前に、まだ電報 télégramme が連絡手段の主だったころ、できるだけ短く、でも分かるように略したものだそう。
Style télégraphique スティル テレグラフィック とよばれます。
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略語って苦手だったけど、これですこしはおもしろくなりそう♪
とっても勉強になりました。
ご質問くださったかた、どうもありがとうございます!
じゃあ、またね!
À bientôt !!