牛乳とか生クリームとか。

Coucou !!

すんごくおひさしぶりでございます。
風邪をこじらせて肺炎寸前、レントゲン写真 une radiographie まで撮るハメになってました。

風邪っていってもバカにできませんね。
はやくお医者さんできちんと見てもらえばよかった・・・。

ちょっと安静にっていうことなので、今までのようにアップできないと思うけれど、ゆるしてね。

さて今日は、ご質問のあったフランスの乳製品について。

クレープのお話のヴォイスブログでも、牛乳の成分によって生地の具合が変わって勝手がちがってくる、と師匠もいっていたのをおぼえてますか?

フランスの乳製品は、どれをとっても日本のものとだいぶちがいます。

フランスの牛乳は、乳脂肪によってだいたい3段階に分けられています。

まず、脂肪分をまったくカットしていないもの。
成分無調整がこれに当たるのかな?

lait entier レ アンティエ

日本でこれをつかってクレープを焼いたとき、生地がこってりしていてちょっと勝手がちがったそうです。

つぎが、フランスでいちばんふつうに飲まれている、脂肪分が半分カットされているもの。

lait demi-écrémé レ ドゥミエクレメ

demi(-) とは「半分」
écrémer とは「脱脂する」という意味。

そしてほとんど脂肪がないものがこれ。

lait écrémé レ エクレメ

脂肪分を気にしているひとはこの種類を飲んでいます。

でもこれでクレープを作ると、逆に生地がさらさらすぎてとってもむずかしいのだそうです。

さて、今度は殺菌について。

lait pasteurisé U.H.T. レ パストゥリゼ ユアッシュテー

これは、単に lait UHT ともよばれます。
U.H.T. とは ultra haute température の略。
「超高温」という意味です。

つまりは、バクテリアや細菌をやっつけるため、瞬間的に超高温にして殺菌したものです。

ものすごーく長持ちするので、プラスチックのボトルに入った牛乳は、1リットルが6本パックになって売られています。
常温で3ヵ月保存できるって書いてあったような・・・最初は、牛乳を3ヵ月なんて、ビックリでした。

Pasteurisé とは生化学・細菌学者の Louis Pasteur の名がもとになっています。

パストゥールのことは恥ずかしながら知らなかったんだけど、師匠のアパルトマンがパストゥール研究所のすっごく近所にあるので、いろいろと教えてもらったのでした・・・。

ちなみに、U.H.T. のように、短くしたことばを abréviation アブレヴィアースィヨン とよびます。
フランス語にはやたらと多いので、このことばおぼえておいてね。

さて、ここからはお菓子やお料理をつくるひとしか興味ないかな?
生クリームのお話です。

フランスでは、生クリームは

crème fraîche クレームフレーシュ

とよばれます。

一般的に、日本で手に入る生クリームよりもとても濃厚。
液体ではなく、ヨーグルトやマスカルポーネ・チーズみたいにドロッとしていて、むしろ固形に近いかんじ。

だから、フランス料理やお菓子ののレシピに「生クリーム」とあるからってそのまま日本のものをつかっちゃうと、コクがなくさらっとしたものができちゃいます。

カルボナーラも、パパッと作って食べるのにフランスで人気のある料理のひとつですが、ちがうのは、生クリームとたまご両方は入れないんだって。

どちらかひとつなんだけど、それを日本の生クリームでつくったら再現できなくって困っていました。

おともだちに訊いたら、日本では「サワークリーム」として売られているものが、比較的フランスの生クリームに近いんだって。

そういえば昔、ガトー・オ・ショコラもどきみたいのをつくったときにつかったんだけど、ホントあんな感じです。

さて・・・また余談が長くなりました。

日本では、乳脂肪分○○%って明記されてますよね?
フランスのものでは、名前が変わってくるのだそうです。

まずは、乳脂肪分 matière grasse が低いもの。

Crème fraîche allégée クレームフレーシュ アレジェ

とよばれます。
これは日本のもののように液体で、乳脂肪分15%程度です。

つぎは matière grasse が高い、フランスの家庭でふつうにつかわれているもの。

Crème fraîche épaisse クレームフレーシュ エペス

あの「ドロッ」としたものがこちら。
乳脂肪分30%から(上限なし)のものをこうよぶのだそうですが、だいたい一般的には45%くらいなのだそう。

乳脂肪分のおはなしになったので、ついでに豆知識。
フランスでは

les 0% レゼロプルサン

とよばれる製品たちがあるのだそう。

そう、0%とは脂肪分のこと。
無脂肪ヨーグルトなどの乳製品をまとめてこうよぶんだって。

いろんな製品のパッケージにでっかーく「0%」なんて書かれていて、無脂肪を売りにしているのだそう。
ちょっとまえには「0%」ブームみたいなのがあって、そんな製品専用の売り場まであったんだって。

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で、いまはなにかっていうと・・・なんだと思います?

le Yakult・・・「ヤクルト」なんだって!!
(↑↑↑ たぶん類似品?ヤクルトの成分つかってるらしい)

すごいね。

わたしはヤクルト大好きだから(うちの父はグラスにロックのダブルで一気飲みします)まえに、師匠に味見させたんだけど渋い顔してました。

そんな感じだから、体にイイとは分かっていても、製品によっては「オェェ〜」って味になっちゃってて、あまり人気は出ていないんだって。

テレビで「ん〜、マズイッ!!」(←青汁)じゃないけど「おいしいなあ!」というコマーシャルがされてるくらいなんだって。

そんなに無理して飲まなくってもいいと思うんだけど。

じゃあ、またね!
À bientôt !!