いろんな「げんき?」

さて、出会ったらすぐに相手のようすを訊ねましょう。
「げんき?」「どうしてた?」などなど。

Comment allez-vous ?

「ごきげんいかが?」

まあ・・・
わたしの日本語はあんまり気にせず、感覚で覚えてほしいです。

一応、そのことばを直訳・意訳するとどんなニュアンスなのか、知っておく必要もあるかな、と思うので書いていますが・・・。

乱暴にいえば、どれも相手のようすをたずねることばです。
「げんき?」でいいんじゃないかな。

いったん日本語に直してから考えるのって、フランス語体質を作るにはとおまわりになっちゃうから。

で、tutoiement の相手だったら

Comment vas-tu ?

「どんな具合?」

ここからは、ふつうに
vouvoiement の相手にも tutoiement の相手にもつかえます。
vouvoiement, tutoiement についてはこちらでどうぞ。

Comment ça va ?

「どんな具合?」

Ça va ?

「元気(ですか)?」

さて、「どう?」じゃなくて、
肯定的に「調子はいいですか?」といいたいなら。

Vous allez bien ?

「調子はいいですか?」

Tu vas bien ?

「調子いい?」

「元気?」ときかれたら、答えたあとにお礼をいい、
相手のようすもたずねるのが礼儀。

Très bien, merci. Et vous ?

「とってもいいです、ありがとう。あなたは?」

Oui et toi ?

「うん(いいよ)、きみは?」

すこしのあいだ会ってなかった相手には、「最近どう?」と聞いてみましょう。

ces derniers jours「ここ数日のあいだ」

ces jours-là「この数日」

dernièrement「最近」

récemment「最近」

などを最後につけ加えれば OK です。

Pas mal et toi ?

「悪くないよ、で、きみは?」

Ça va merci.

「いいよ、ありがとう。」

Je vais bien merci.

「いいです、ありがとう。」

じゃ、あんまり調子のよくないときはどう答えるの?

Bof.

「さっぱり(よくない)。」

On fait aller.

「なんとかやってるよ。」

Ça pourrait aller mieux.

「まあまあだね。」(=もっとうまくいっただろうが)

この表現では条件法をつかっています。

条件法とは、まあ大ざっぱにいえば現実じゃないこと、たぶん現実になりえないこと、仮定「〜だったら○○だろう」のような事柄をあらわすのにつかいます。

条件法については、文法のコーナーでまたゆっくりやりましょう。
そのまえに、まだいろいろあるものね。

とりあえず誰かに「元気?」なんて聞いてみましょう!
もちろん、フランス語でね。うふふ♪

今日のフランス語単語・重要表現

* comment 〜 ? : どんなふうに〜なのか?
* aller「具合・調子がよい、元気である、うまくいく」
* allez : aller 二・複・直・現
* vas : aller 二・単・直・現
* va : aller 三・単・直・現

* bien : よく、うまく

* très : とても
* pas mal : 悪くないよ、いいよ
* vais : aller 一・単・直・現
* et : (= and)
* toi : きみは(強勢形人称代名詞)
* vous : あなたは、あなたがたは、きみたちは(強勢形人称代名詞)

* bof : ふん、ふうん(無関心・軽蔑など)
  この表現は別の回にまたゆっくりやります。
* fait : faire「〜させる」三・単・直・現
* pourrait : pouvoir「〜できる」三・単・条(条件法)・現
* mieux : bien「よく」の比較級(英語の better)