UNE PIEUVRE ・・・ たこ。

Coucou !!

今日みてみるのは・・・タコ。
8本足のタコだよ。

またまた Les Origimots から。

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ああ、なんて気味の悪い生きものなんだ、コワイよ!

ローマのひとびとはヤツを polypus なんてよんでいたんだ。
つまり multipied「たくさんの足」っていうこと。

イギリス人とオランダ人は octopus = huit pieds「8本足」とよんでるし、ドイツ人は Polyp, ロシア人は sprut...

だけど、フランス語の pieuvre ピューヴル はノルマンディのことば。
1866年まではなかったことば。

なぜなら、このことば、Victor Hugo ヴィクトル・ユーゴーの Les Travailleurs de la Mer「海に働く人びと」というこの年に出版された小説で世に出てきたんだ。

こんなものすごい動物なのに、ずいぶんおそいよね・・・

ほんと、あんなに足があるってのに、pieuvre にはほとんど旅をするチャンスがない。

彼女は海岸沿いのふかい海の底にとどまって、船乗りか釣りびとにしか見えなかった。
ほら、タコが釣れた!

ところで、そんな海の男たちはむかし、彼ら独特のことば、つまり方言で話していたんだ。

で、きっと、タコのことを la pieuvre とその地方のなまえで呼んでいたんだろう。

Jersey ジェルゼ「ジャージー島」や Guernesey ゲルヌゼ「ガーンジー島」(イギリス海峡の島々)なんかのことば(アングロ=ノルマン語)でね。

そこには、彼らが pieuvre について話すのを聞いた Victor Hugo も住んでいた。

でなければ、フランス語では、吸盤 ventouses ヴァントゥーズ のあるながい足をもった軟体動物 mollusques モリュスク のなかまについては、なんとなくほのめかすくらいにしか話さなかった。

ラテン語の polypus からきた poulpes プゥルプ「タコ」、les calamars レカラマール「ヤリイカ」や les seiches レセーシュ 「コウイカ」までもふくむなかま。

つまり、pieuvre は怪物の代名詞なんだ。

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だいぶ前に、ヨーロッパではタコは「悪魔」みたいに扱われて、食べる習慣がない、なんて聞いたことがあるけど、師匠は日本にくると、タコのお料理もりもり食べてます。

まあ・・・
師匠は今じゃすっかり日本びいきになっちゃったからね。

今でもフランスでは、好んで食べないとはいってたけど、あんまりアテにならないね。
いろんなフランス人にリサーチしてみようっと。