直接目的語と間接目的語 Nº1
Coucou !!
今日はなんだかとっつきにくそうなタイトルですね。
乱暴にいっちゃえば、「・・・を」と「・・・に」のちがいです。
直接補語とは「・・・を」にあたるもので、間接補語は「・・・に」にあたるものですが、日本語に訳したばあいの「・・・を」か「・・・に」かは動詞によって、必ずしもフランス語のそれと一致するとは限らないので気をつけて。
えっ?乱暴すぎる?
えーと、じゃあね、フランス語での直接目的語とは、前置詞を介さずに「○○を・・・する」といえる「○○」のこと。
「○○を△△に・・・する」となったときの「△△」が間接目的語。
ヒィィィィィ〜〜〜うまく説明できない!!!
心許ないですね。スミマセン。
レッスンを見ながら、ゆっくり感覚でおぼえてね♪
この直接補語か間接補語かを見きわめることは大切。
文章を作るうえでこれがわかってないと、虫食いフランス語になっちゃうもんね。
でもポイントを押さえちゃえばだいじょうぶ。
しょっちゅうつかっていたのに1度も説明したことがなかったこの目的語について簡単におはなしします。
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たとえば、下の文章。
ジュドヌ スリーヴラオリヴィエ。
「わたしはこの本をオリヴィエにあげます。」
この場合は
Olivier「オリヴィエ(に)」が間接補語
つまり
前置詞(ここでは à)が必要なのが「間接補語」
という感じかしら?
これを補語人称代名詞に置き換えてみると・・・
ジュルドナオリヴィエ。
「わたしはこれ(この本)をオリヴィエにあげます。」
Je lui donne ce livre.
ジュリュイドヌ スリーヴル。
「わたしはこの本を彼(オリヴィエ)にあげます。」
男性名詞では直接補語は le になり(中性代名詞の le とはちがうので気をつけて!)
間接補語は前置詞 à をふくんだ lui(男女同形)になります。
これが分かってたら、le か lui かって悩むこともなくなりますね♪
今度は女性名詞でやってみようかな。
ジュドニュヌシュミーザカミーユ。
「わたしは1枚のシャツをカミーユにあげます。」
もうどれが直接補語でどれが間接補語かわかるよね♪
念のため・・・
Camille「カミーユ(に)」が間接補語
これをもう話の中で登場したものとして、補語人称代名詞に置き換えてみると・・・
ジュラドナカミーユ。
「わたしはそれ(1枚のシャツ)をカミーユにあげます。」
Je lui donne une chemise.
ジュリュイドニュヌシュミーズ。
「わたしは1枚のシャツを彼女(カミーユ)にあげます。」
こんなふうに、三人称単数では、直接補語のばあいは
女性名詞 → la
間接補語のばあいは男女同形の lui となるのですね。
ちなみに、両方を補語人称代名詞に置き換えると
ジュラリュイドヌ。
「わたしはそれ(1枚のシャツ)を彼女(カミーユ)にあげます。」
ってなるのですが、この補語人称代名詞の位置についてはちょっとした決まりがあるので、つぎのレッスンで覚えましょう。
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さて、明日はこの「補語人称代名詞」について、表ですべての人称を見ながらくわしくやってみましょう。
今日は、軽くさわりってことで!
じゃ、また明日!
À demain !!