Doucement ・・・ そっとね。
Coucou !
Vous allez bien ?
今日はゴールデンウィークの最終日でしょうか?
フランスでも連休がつづいていて、来週は8日火曜日(第二次世界大戦のフランスでの終戦記念日)と10日木曜日 (Ascension*) がお休み、とまさに飛石連休です。
Ascension = アセンション(フランス語読みではアサンション)といいますが、師匠に訊いたところ、宗教的な祝日で、説明ができないそうです。
さて、小さな子どもを連れたお母さんやお父さんと接したら必ず聞こえてくる
という表現について。
これは、どうしても勢い余ってしまう子どもたちの行動を、「そっとね。」「やさしくね。」「ゆっくりね。」などと落ち着かせるもの。もちろん、大人同士でもつかえます。
Doucement は副詞です。
「しずかに」「おだやかに」「そっと」「やさしく」「ていねいに」「ちょっとずつ」なんて意味があります。
しょっちゅう des bêtises デ ベティーズ「おいた」をしているわたしも、あわててヘマやっちゃったり、朝からテンションが高すぎたり、いっぺんにいくつものことをしようとしててんてこまいになったりすると、こんなふうに師匠からたしなめられます。
子どもだけじゃなく、犬なんかの動物に対してもガンガン使います。
例えば、わんこがはしゃいじゃってわふわふいって跳び回るときとか。エサが欲しくてお皿に飛びついてくるときとか。
犬といえば、力加減を知らない子どもたちがよく動物の毛を引っぱったり、体当たりしたり、勢い余ってぎゅっとしすぎたりするときなんかにも、こういってさとします。
師匠に、いろいろなイントネーションで録音してもらいました。意味がすこしずつ変わってくるので、あれこれ使い分けてみてね。
(足りないな、と思ったものは、わたしが追加しました。ネイティヴ発音じゃなくてごめんなさい!)
「そぉーっと、ね。」
やさしい口調でいえば、子どもに寄り添って「そーっと、そーっと。」とか、「ゆーっくり、ね。」とかいって、おだやかな行動を促してあげる感じ。
気もちがおさえられない・待ちきれない子どもたちを、これで落ち着かせることも。
ほかにも、例えば・・・
パニックで呼吸が速くなってしまった人がいたら、こういいながら、ゆっくりした呼吸を取りもどす補助をしたりします。
これは、「もっと丁寧にやれよ。」的な意味に聞こえますね。なにかやっているところを見て、さとしてる感じ。
わたしがこれをよく聞くのは、犬にエサをあげるとき。気もちがはやってわふわふしているわんこに、人差し指を立てて “Dou-ce-ment.” といってから、GOサインを出します。
「落ち着いてやれってば!」
これは・・・「時すでに遅し」の場合ね。もうおいたをしちゃったあとかな?
ゴールデンウィークの最終日、ゆっくり休んで疲れをいやしてくださいね♬
ではまたね。
À bientôt !