Le Jour du Poisson

Thomas FERSEN の求めている音楽が形になったといえる、サードアルバム。

彼のすごいなあと思うところは、とても文学的な、芸術的な詞。それでいて、彼のとらえるものたちは、ごくありふれた、むしろたいていの人はくだらないものとして足蹴にしてしまうような、ちっちゃな虫だったり、時計の針だったり、堕落した生活だったり。

ともだちのフランス人も、Thomas のボキャブラリー・表現力ははかり知れない、といっていました。

ほんと、我が道を行く、って感じのユーモアと皮肉、ときに大人の男性のかわいらしさが入り混じったことばの群れに、これまた流行を追わない、ノスタルジックだったり民俗調だったりな曲と、彼の独特のしゃがれ声が絶妙なバランスで流れていると、本当に時間を忘れて聴きいってしまいます。

この頃から、Thomas 独自のエスプリがひとつの次元を作り、現在の彼のバックミュージシャンたちもひとりひとり、彼の音楽作りに大きな役割を果たすようになっていきます。

ちなみに、このアルバムの写真+リブレットがわたしはいちばん好き。

 * Thomas FERSEN

 * Le Bal des Oiseaux
 * Les Ronds de Carotte
 * Le Jour du Poisson
 * Qu4tre