
Qu4tre
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Thomas FERSEN の音楽を安心して堪能できる、その名の通り彼の4作目。
これまでの4枚の中では、「陰」の部分がいちばん濃く表れているとおもいます。曲調や表現法は変わっても、このアルバムの中で扱われる事象は、ネガティヴなものたちばかり。
でも、ことばにも音色にも、彼の抜け目のないユーモアによって逃げ道が与えられていて、だから絶望ではなくて。
坦々とした小説や映画のように、心のつぶやきを聴いているよう。たとえば、このジャケットの写真のように。
この写真は、Thomas の人間そのものです。ライブを2つほど見たけど、メンバーでさえ目をむくような動きを、突然、素でやってしまうようなイカレたイカした男でした。
歌詞のことばかり書いてしまいましたが、もちろん、ジャンルや時代、民族・伝統を超えた、彼自身ともいえる音楽性がわたしは大好きです。
* Le Bal des Oiseaux
* Les Ronds de Carotte
* Le Jour du Poisson
* Qu4tre