良薬口に苦し。

Re-coucou !!
なんだかことわざすぎる今日この頃・・・

自分でもうんざりしてきたのだけど、師匠が完治するまで声を出してもらうのは申し訳ないので、もうちょっとのガマンガマンでお願いします。

で・・・今日はこんなことわざですよ。

Ce qui est amer à la bouche est doux au cœur.

「口にニガイものってのはこころには甘いのです。」

* ce qui est 〜 : 〜なものは
* amer [adj.] : 苦い
* à : 〜に
* bouche [n.f.] : 口
* doux [adj.] : 甘い(女性形は douce)
* au = à + le
* cœur [n.m.] : こころ

これは万国共通のことわざみたいですよ。

原文は分かりませんが

「口に甘いは胃に苦く、胃に甘いは口に苦い」(ナイジェリア)

実際に、胃の薬には昔から苦い生薬が用いられてその苦みによって味覚を刺激して、唾液や胃液の分泌を促し、食欲を高めつつ胃の運動を活発にして消化を助けるんだって。

ほかにもたくさんあるので、見てみましょ。

「苦い薬が甘い効果をもたらす」(イギリス)
「口に苦いのは胃によい」(スペイン・ドイツ)
「よい薬は苦いもの」(リボニア・・・ってどこ?)
「苦いものが癒し、甘いものが損なう」(ロシア)
「苦い薬は口を渋くするが病を癒す」(ベトナム)

もちろん日本にもありますね、「良薬口に苦し」です。
あとに「忠言耳に逆らう」とつづくこともあるそう。

聞くときに辛い思いをすることばも、いったんガマンして従えば、あとでよい結果を招く、なんて意味。
上のことわざたちも比喩的にその意味をふくんでいるんだって。

耳にニガイものも、こころには甘いのですね♪