Humeur et sentiment négatifs ・・・ さえない気分。<1>

Coucou !

フランス語でいろんな感情をあらわしたり、伝えたりできたら、きっとコミュニケーションも豊かになりますよね。
日本語でもなかなか伝えにくいナイーヴな部分ですが、フランス人は思っていることをスパッと口にして、カラッと忘れちゃう人が多いとわたしは感じるので、ここは伝えたもん勝ち♬

タイトルの humeur ユムーる [n.f.] とは気分や機嫌などのこと。
Sentiment そんティもん [n.m.] は感情(とくに恋愛感情をいう場合が多い)をあらわします。

書いてたら長くなっちゃったので、3回とか4回とかに分けてご紹介します。

1回目の今日は、「イライラ」や「プンプン」など。
さぁ、いってみましょ。

まずは、フランスでよぉーく聞くこちら。

Ça m’énerve !
サメネーるヴ!

Ça m’agace !
サマガース!

Ça me saoule !
サムスゥール!

Ça me gave !
サムガーヴ!

「イライラする!」

日本語でいう「苛立ち」をあらわす表現だけでこんなに!

わたし、フランス人相手にお教室であれこれ教えてるんですけど、作業のあいだ「チッ」という舌打ちとともに、がんがん耳に入ってきます。
別に教えてるわたしに対してじゃなく、「うまくいかないことに対して」らしいんですけどね。
たとえば、糸がうまくすくえないとか、せっかく編んだ目がほどけちゃったとか、必死にやってるのにすすまないとか・・・。

でもね。
「あ〜イラつく!」っていいながら舌打ちされたらやっぱ心臓がぎゅっとなりますよね・・・。
もう8年教えてますが、いまだに慣れることはありません。

ちなみに上の例文、最後のひとつだけは、師匠が若いときにつかってた話しことばなので、今は死語かも?だって。

見るとどれも Ça me … の形。
直訳すると「それはわたしを○○させる」という感じ。

前にも何度かお話ししましたが、フランス語にはこういう表現がたくさんあります。
感情、気分、痛み、欲求などなど、外からの力がはたらいて動かされるような、そんなあらわし方をよくします。

さて、受動ではなく「イライラしてるの?」と聞きたかったら

Tu t’énerves ?
テュテネるヴ?
「イラついてんの?」

S’énerver で「イライラする・苛立つ」となります。

今度は、怒りについて。
最初は軽ーい感じのこちら。

Tu boudes ?
テュブゥドゥ?
「すねてんの?」

Tu fais la tête ?
テュフェラテットゥ?
「むくれてるのか?」

Bouder / faire la tête で「ふくれる、むくれる、すねる」なんていう「プンプン!」みたいなごく軽い怒りをあらわします。
ちょっと冗談がキツかったとか、気に入らないこといわれたとか・・・?

つぎ、気分を害されたとき。

Je suis vexé(e).
ジュスュイ ヴェクセ.
「カチンときた。」

Se vexer スヴェクセ で「気を悪くする・気分を害する」といえます。
これはさっきの「ふくれる」よりもうちょっと深刻でかわいくない(?)怒りだと思います。

つぎは、本気怒り。

Tu es en colère ?
テュエ おんコレーる?
「怒ってんの?」

Il s’est mis en colère.
イルセミぞんコレーる.
「彼は怒り出した。」

Je suis fâché(e).
ジュスュイ ファシェ.
「怒ってます。」

Être en colère と être fâché(e) のちがいは?
たぶん、前者のほうが「キィー!」って感情的なのではないかと。

ちなみに、Ils se sont fâchés. で「彼らはケンカしている。」ということができます。

または être fâché(e) avec qqn(人)で「○○とケンカ(仲たがい)する」とも。
これが être fâché(e) avec qqch(もの)になると「・・・が苦手な」となるのだそうです。

そしてやっかいなのが、こちら。

Je suis pas content(e).
ジュスュイ パコンとん(トゥ).

「うれしくない」「不満だ」ってことなのですが、師匠がこれをいうときは、えらく怒っている場合が多いです♬
約束したのに部屋を片づけておかなかったときとか。
師匠にナイショで高い服買ったのがバレちゃったときとか。

まわりのともだちが、悪さをした子どもたちにいうのをよく聞くなぁ・・・。
ってことは、子どもに対することば???

と不思議に思って師匠にたずねたら、やっぱり「大人同士でいうシチュエーションが分からない・・・」との答えでした♬

今度は、なんとなく機嫌が悪いとき。

Tu es de mauvaise humeur ?
テュエ ドゥモーヴェーズュムーる?
「機嫌悪いの?」

理由が分からないとか、原因をいいたくないとか、そんなときはこれ。
くだけた表現では下のようにいえるんだって。

Tu es de mauvais poil ?
テュエ ドゥモーヴェーポワル?
「悪い毛なの?」(直訳です!意味はありません)

Tu t’es levé(e) du mauvais pied.
テュテルヴェ デュモーヴェーピエ.
「まずいほうの足から起きたんだな。」(これも直訳です!)

直訳でもなんとなく感じが分かるでしょ?
日本語でいうなら「虫の居所が悪い」ってところでしょうか?

次回は、凹んだときのフランス語をご紹介します。

じゃ、またね!
A bientôt !