フランス語で日本独自の表現を楽しもう。

Coucou !
Comment allez-vous ?

こんにちは、KiKi でーす。

ひと通りのフランス語表現を覚えて、自分の表現力がついてきたなぁ、と感じるあなた。
会話できるフランス人のともだち(またはパートナー)がいるあなた。
フランス人となかなか会話が弾まないあなた。

今日はそんな方たちへ、フランス語を楽しむちょっとしたコツ une petite astuce ユヌプティタステュス をお話ししようかな。
といっても、もう実践してる方もいると思いますので、そんなひとは読み流してね♪

もちろんのことながら、ふだんわたしたちがつかう日本語の言い回しや表現は、フランス語には置き換えられないことが多々あります。
逆もまたしかり。

なので、近い表現をフランス語で探すのはもちろん面白いですが、それに慣れてきたり、それで納得いかなかったりしたときにオススメなのが、

日本語の言い回しを直訳して使ってしまうこと!

きちんとフランス語を話さなきゃ、と思って緊張することもないし、「フランス語ではこう言うんだよ、似てるね!」なんて教えてもらったりして、話題も広がるんです。

師匠や師匠の家族、ともだちなど、わたしのまわりのフランス人はそれをとても面白がってくれます。

例えば。

J’ai cassé le ventre.

「おなかこわしちゃった。」

わたしが最初にこれをつかったとき、師匠は「???」でした。
それでも説明したあとは、師匠もおなかをこわしたときに100%こう言うようになりました。

J’ai la diarrhée.

J’ai la colique.

のように、「下痢しちゃった」とフランス語でいうより可愛らしいのです。
お医者さんに行ったときには、さすがにきちんと言いますけどね。

でもさすがに、最初にわたしのこの表現を聞いたフランス人は、かならず Comment !? と聞き返します。
その反応を楽しんだりします♪

次は、「目の保養」的なことを言いたいとき。

Pour nourrir les yeux

「目に栄養を与えるために」

というわたしの表現が気に入ったらしく、師匠の辞書に加わりました♪

あとは、「胸の谷間」を表したいときに la vallée ラヴァレ(谷)を使ってみました。
デコルテが大きな服を着て、寄せて上げ、胸の谷間を強調したときに


Comment tu trouves ma vallée ?
「わたしの谷間、どう思う?」

と師匠に尋ねたの。
これに師匠は大ウケ。

それ以来、胸の谷間は la vallée と表すようになりました。

ほかに、存在を知らないとちょっとビックリするこんなことばも。

Les écailles tombent de mes yeux.

もう、どんどん日本の楽しい表現を使いたくなります!

ちなみにこの表現、今辞書で確認したらこう紹介されていました。

C’était comme si les écailles me tombaient des yeux.

「目からうろこが落ちる思いがした。」

へぇー!
辞書でも日本の表現の直訳、載っているんですね。
目からウロコです♪

最後に。

師匠がすんごく気に入って、わたしに恋に堕ちたのではないかと思われる表現♡
            (↑↑↑ 推測ですww うぬぼれ屋さん♪)


J’ai couru comme un lapin visé.
「わたしは狙われたウサギのように走った。」

まぁ、これは一般的な表現ではなくて、わたしが inventer アンヴぁんテ(発明)したものだけどね。

今はなき Mon Expérience Française というサイトを運営していたころ、2002年のフランス旅行でお財布を失くしたエピソードをフランス語にして手直しを頼んだとき、この表現に師匠が大笑いして、わたしのエッセイのファンになってくれたのでした。

ちゃんちゃん♪

いかがでしたか?
ちょっとはフランス語で話すのが楽しくなっていただけたかしら?
フランス語、使わにゃソンソン!