
Pour ton bien ・・・ お前のためだ。
Coucou !
Ça faisait longtemps, comment allez-vous ?
こないだ(といっても1年くらい前かな)フランス語でとある映画を観ました。
舞台はもちろんイマジネーションの世界ですが、いうなら中世のケルト民族圏でしょうか。主人公の女の子がいろいろおてんばをするんだけど、その度にお父さんが強硬な手段で彼女を阻止し、
Pour ton bien.
プる トンビヤン.
「お前のためだ。」
プる トンビヤン.
「お前のためだ。」
という決まり文句を放つのです。
わたしはお話そのものよりも、お父さんの繰り返す “Pour ton bien.” のほうが気になっちゃって。
微妙なニュアンスもふくめた日本語にするとしたら、「お前によかれと思ってやっているのだ。」という感じでしょうか。
そもそも、bien を男性名詞として使っているところを実際に聞いたのははじめてかも。。。(恥ずかしながら、勉強もしないしニュースもきちんと聞かないので、学習する機会がとても少ない!)
現在でも使われる表現ではありますが、もうこれをいうシチュエーションは少なく、柔和な
Pour te faire plaisir.
プる トゥフェーるプレズィーる.
「お前のしあわせ(よろこび)のためにやっている。」
プる トゥフェーるプレズィーる.
「お前のしあわせ(よろこび)のためにやっている。」
のほうが使われるのだそう。
たしかにこういわれたほうが、なんかうれしいかも。
今日のフランス語単語・重要表現
* pour : 〜のために
* ton : きみの(男性単数名詞・母音で始まる女性単数名詞を形容)所有形容詞
* bien [n.m.] : 善、益、幸福
* te : きみに、きみを
* faire : ・・・させる(使役の助動詞)
* plaisir [n.m.] : 楽しみ、よろこび
** faire plaisir à qn : ・・・をよろこばせる、・・・を楽しませる