Grain ou graine ? ・・・ 種子。

Coucou !
Ça faisait longtemps, comment allez-vous ?

なんとまぁ 8ヵ月ぶりですね。
自分の身のまわりのことでずっとドタバタしてました。
ごめんなさい。

今日は「種子」ということばについて。

わたしたちは、まくものも食べものにあるそれも、一緒くたに「種」と言ってますよね。
でも、フランス語の「種」には種類によってそれぞれの呼び名があるんです。

まず、un grain アン グらン。
穀物の種子のことで、実やその粒もさします。

Un grain de blé
アングらン ドゥブレ
「麦の種(実、粒)」

Un grain de maïs
アングらン ドゥマイス
「とうもろこしの種(実、粒)」

Un grain de riz
アングらン ドゥり
「米の種(実、粒)」

穀物の意味を大辞林でしらべると、
「農作物のうち、種子を食用とするため栽培されるもの」
とありました。

この grain は、ほかに「(砂や塩の)粒」などいろんなものをあらわすそうです。
そして、この単語を使った表現も多いのだとか。
つぎの記事以降にくわしくご紹介できたら、と思います。

つづいて一般的に、花や野菜などの「種」なんていう場合には。

Une graine de pensée
ユヌグれヌ ドゥぱんセ
「パンジーの種」

Une graine de colza
ユヌグれヌ ドゥコルザ
「菜の花の種」

Une graine d’épinard
ユヌグれヌ デピナーる
「ほうれん草の種」

Une graine de carotte
ユヌグれヌ ドゥキャろットゥ
「にんじんの種」

こちらは生物学的な語彙で、「生殖を可能にする、花の部分」のことを言うのですって。

余談ですが、わたしが観たい映画のひとつに、8歳の女の子が主演の、アメリカのスリラー映画(1956年)があります。

La Mauvaise Graine
「悪い種子(たね)」 – The Bad Seed –

タイトルに graine という単語を使ってるってだけで書いたんですけどね♬
万が一気になったら、検索してみてね。

ところで、grain と graine のちがいってなあに?

フランス人にもこれはは分かりづらいようで、師匠もわたしの質問に答えられず、ふたりでネット上を探しました。
あるコミュニティにまったく同じ質問がされていて、こんな回答がありました。(わたしの日本語訳です)

植物の、生殖できるが食用ではない「種」は graine。
穀物の「実」は、食べられるし生殖できない種類もあり、graine とはならないのではないか。

麦(の実) grain のように、食べられる・まけば繁殖もする graine のようなものもあるが、ここでふたつを置き換えることはできない。

師匠の説明を受けたわたしの訳がまちがっていたらすみません。
ふたりとも、専門家ではないので・・・。

ちなみに、「種をまく」と言いたいときには

Semer des graines スメ デグれーヌ
Planter des graines プラんテ デグれーヌ

穀物の種 grain をまく場合には

Semer / Planter des grains
Semer / Planter des graines

と、grains と graines どちらを使ってもよいそう。

そして、ぶどう・りんご・柑橘類のような果物の種は

Un pépin de pomme
アンペパン ドゥポム
「りんごの種」

Un pépin d’orange
アンペパン ドらんジュ
「オレンジの種」

Un pépin de melon
アンペパン ドゥムロン
「メロンの種」

Un pépin de pastèque
アンペパン ドゥパステック
「すいかの種」

種のないフルーツは・・・例えば種なしぶどうは

Des raisins sans pépin
デれザン さんペパン

といいます。

それでは、トマトやピーマンの実を割ると出てくる種などはなんというのか?

かるーく調べたところ、これは

Des graines de poivron
デグれヌ ドゥポワヴろン
Des pépins de poivron
デペパン ドゥポワヴろン
「ピーマンの(実の中の)種」

こんなふうに、どちらとも使えるようです。

そして、核果(かっか)といわれる果実(もも・梅・アボカド・さくらんぼなど)の、果肉の中心にある硬い核のことを

Un noyau
アン ノワヨー

といいます。

Un noyau de pèche
アンノワヨー ドゥペーシュ
「ももの種」

Un noyau d’abricot
アンノワヨー ダブりコ
「アプリコットの種」

Un noyau d’avocat
アンノワヨー ダヴォカ
「アボカドの種」

ただ、アーモンドやくるみなどの、食べる核(種)は noyau と言えません。
なんというんでしょ?

大きくまとめて「生殖する」・・・つまり増やす種のことは、専門用語で

Une semence
ユヌ スまんス

というのだそう。
辞書を見てみると「種、種子、種用の果実」とあり

Une pomme de terre de semence
ユヌ ポムドゥテーる ドゥスまんス
「じゃがいもの種芋」

というように使うそうです。

ちょっとオマケ。
日本語でも「種」とはいいませんが、生殖つながりで

Un bulbe
アン ビュルブ
「球根」

Un bulbe de tulipe
アンビュルブ ドゥテュリップ
「チューリップの球根」

「種」ということばから、こんなに長くなるとは思いませんでした。
つぎからつぎへと知りたいことばかりで・・・。
なんで「種子」について書こうと思ったのか、今となっては分かりません♬

ではまたね。
À la prochaine !